この項では、本機のファームウェアVer2.3で加わった機能と、改良された点をご紹介します。
クイックフォルダは、クイックメモプログラムの中で、文書を整理するために利用できるフォルダです。
クイックフォルダも、文書と同様に、点字で付けた名前で管理します。
この機能について詳しくは、 〈クイックフォルダ機能について〉 の項を参照してください。
ブレイルメモシリーズ機器をもう一台お持ちの場合、「マイブレイルメモ」として登録しておくことで、クイックメモプログラムから、文書を簡単に送信できます。
この機能について詳しくは、 〈マイブレイルメモ〉 の項を参照してください。
テキスト入力で、自分がよく使用するフレーズを、短いキーワードで保存しておき、簡単に呼び出して、文章中に入力できる機能です。
この機能について詳しくは、 〈入力変換機能について〉 の項を参照してください。
お気に入り文書の項目に「短縮名」を指定しておくと、ファイル選択ウィンドウからも、簡単にファイルやフォルダを開けるようになります。
ショートカットと異なり、文書の内容などに関連した覚えやすい名前を付けておくことができます。
この機能について詳しくは、 〈お気に入り文書に短縮名を指定する〉 の項を参照してください。
新規に作成するファイル名や本文の初期値をフォルダごとに登録しておき、新しいメモをすぐに書き始めることができます。
この機能について詳しくは、 〈新規に作成するファイル名や本文の初期値を登録する〉 の項を参照してください。
点字ディスプレイを開いて、パソコンなどを操作している時に、テキスト文を編集して、接続先のクリップボードに送信できる機能です。
この機能について詳しくは、 〈文章を編集して送信する〉 の項を参照してください。
「タッチメニュー」は、文書の編集中によく使用する操作をまとめた、コンパクトなメニューです。
また、「ショートカットメニュー」は、カレンダーやデイジー再生などのウィンドウで、可能なショートカット操作を一覧表示します。
この機能について詳しくは、 〈タッチメニューとショートカットメニュー〉 の項を参照してください。
ユーザーモードは、BMスマートシリーズ機器の設定やクイックメモの文書をSDカードで管理できるようにする機能です。
一台のBMスマートを複数の人がシェアする使い方をサポートします。
また、一人で複数台のBMスマートをご使用の場合は、外出の際に、「ホーム端末」から「携帯用端末」にデータを移して、持ち歩くような使い方が可能です。
この機能について詳しくは、 〈ユーザーモードについて〉 の項を参照してください。
カレンダーの設定で、「表示の向き」に「週の一覧表示」を選択すると、日曜日から土曜日までの日付を一度に点字表示します。
この機能について詳しくは、 〈カレンダーで日付を確認する 〔週の一覧表示〕〉 の項を参照してください。
(1)アラーム一覧メニューに、次のコマンドを追加しました。
・全てのアラームを無効にする……全てのアラームを、無効に設定します。
・全てのアラームを有効にする……全てのアラームを、有効に設定します。
(2)アラームやスケジュールアラームのビープ音に選択肢を用意しました。
・目覚し……覚醒するためのアラームです。
・お知らせ……昼間用の少し控えめなアラームです。
・時報……1分ごとに、時刻をアナウンスします。
(3)アラーム時刻になった時の表示に、時計を追加しました。
また、エンターキーを押すと、10分間、または5分間のスヌーズが選択できます。
これらの機能について詳しくは、 〈アラームをセットする〉 の項を参照してください。
・プログラムを終了しても、式や変数の値を記憶するようにしました。
(1)〔ワイドモデル〕上+下矢印キーを押すと、今のカーソル位置を記憶して、カーソルをオフにします。
カーソルがオフの状態で、上+下矢印キーを押すと、最後に位置を記憶した場所に戻って、カーソルがオンになります。
(2)ページ番号を指定して、対応するページにジャンプするコマンドを追加しました。
メニュー → 移動 → ページ番号を指定して移動(ショートカット:コントロールキー+セレクトキー+G)
(1)範囲選択している時、始点、終点間を移動する操作を用意しました。
セレクトキー+コマンドキー+2,3,4,6の点
(2)範囲選択した文字列を、クリップボードに追加する操作を用意しました。
・追加コピー:コントロールキー+セレクトキー+C
・追加切り取り:コントロールキー+セレクトキー+X
(3)貼り付け後の表示を選択できる設定を用意しました。
メインメニュー → 各種設定 → テキスト編集の設定
貼り付け後の表示 → 範囲選択,先頭にカーソルを表示、末尾にカーソルを表示
(4)編集中の文書を変換してファイルに保存する機能を用意しました。
・テキスト編集プログラムの「名前を付けて保存」コマンドで、点字ファイルの拡張子を指定する。
・点字編集プログラム、クイックメモの「名前を付けて保存」コマンドで、拡張子(.txt)を指定する。
(1)連続読みで、次の見出しを読み上げる前に、ポーズを挿入するようにしました。
(2)テキストデータの表示設定コマンドに、「見出しビープ」の項目を追加しました。
この項目をオンにすると、見出しを読み上げる前に、階層を示すビープ音が鳴ります。
(1)図書データの行内を範囲選択して、以下のコマンドで利用できます。
・コピーコマンド:選択範囲をコピーします。
・ブロック登録コマンド:選択範囲を登録します。
・検索コマンド:選択範囲を検索キーワードとして取り込みます。
・コメントの追加:選択範囲が、コメントの初期値としてコピーされます。
(2)「ページ行一覧」コマンドを追加しました。
このコマンドは、データを「点字印刷のレイアウト」で表示している時に利用可能です。
(3)「行の場所とコメントを追加」コマンドを追加しました。
「キーボードビュー」は、Android端末接続時に、送信する文字列を編集するウィンドウです。
(1)キーボードビュー内で、連続再変換機能、入力変換機能が利用できるようになりました。
(2)キーボードビューに、テキストデータの保存/呼び出し操作を追加しました。
・保存:Ctrl+S
・呼び出し:Ctrl+R
テキスト編集ウィンドウや、リストウィンドウなどに表示されている文字列を、点訳ユーザ辞書や、スピーチユーザ辞書に登録する操作を用意しました。
詳しくは、 〈現在の表示内容の点訳や読み上げを修正する方法〉 の項を参照してください。
「グローバル検索」機能に、以下のボタンを追加しました。
[クイックメモ文書内を検索します]……クイックメモの点字文書を検索します。検索結果の行を選択すると、点字編集ウィンドウを開きます。
[トピックヘルプを検索します]……トピックヘルプのヘルプ文書をテキスト検索します。検索結果の行を選択すると、ヘルプビューを開きます。
[ユーザーズガイドを検索します]……ユーザーズガイドのヘルプ文書をテキスト検索します。検索結果の行を選択すると、ヘルプビューを開きます。
(1)「本機の情報」ウィンドウに、ブルートゥースのBDアドレス、およびホスト名の情報を追加しました。
(2)「ブルートゥースの設定」ウィンドウで、接続先からの文書の送受信などの制限に、「こちらから接続した時のみ許可する」の選択肢を追加しました。
また、BMスマートエアでは、「クイック接続登録機器にのみ許可する」の選択肢も利用できます。
(3)ブルートゥース クイック接続を5件まで登録できるようになりました。
(1)〔ワイドモデル〕サイドキーの割り当てを、ワンタッチ設定で変更できるようになりました。
(2)〔ワイドモデル〕サイドキーの標準設定に、以下の操作を追加しました。
サイドキー1+3……ホーム
サイドキー1+2+3……エンド
サイドキー4+6……ページアップ
サイドキー4+5+6……ページダウン
(3)〔BMスマートエア16〕全般設定に、コマンドキーとスペースキー、エンターキーの操作を変更できる設定を用意しました。
この設定については、 〈BMスマートエア16で、コマンドキーとエンターキー、スペースキーの操作を変更する〉 の項を参照してください。
(4)〔BMスマートエア32〕ブレイルノート46互換ディスプレイ機能
BMスマートエア32では、ブレイルノート46のファンクションキー(F1~F4)を小指キーで操作します。
また、表示の送りキー、表示の戻しキーを押している間、表示範囲をシフトして、32マスで表示しきれない右側の14マスを確認できます。
詳しくは、 〈ブレイルノート BN46D互換モードについて〉 の項を参照してください。
(5)ウィンドウ内のショートカット一覧を表示する操作、コマンドキー+セレクトキー+Hを追加しました。