「BMスマート Ver1.2.1での新機能と主な変更点について」

この項では、本機のファームウェアVer1.2.1で加わった機能と、改良された点をご紹介します。

1.新機能

(1)記憶メディア間でのデータ移動機能

各種データを、外部SDカードや、内蔵SDカードなどの記憶メディアのアプリフォルダに、簡単にコピーしたり、移動したり、できる機能です。

この機能は、例えば、次のような時に便利です。

・USBメモリーにしまってある点字図書を、内蔵SDカードにコピーして持ち歩きたい。

・内蔵SDカードがいっぱいになって来たので、デイジーデータを外部SDカードに移動させたい。

詳しくは、 〈アプリフォルダ間で、データをコピー/移動する方法〉 の項を参照してください。

この機能は、簡単操作設定の新しい項目(C6 データリスト、履歴一覧からのコピー・移動機能)で選択可能です。

(2)理教連、読み上げ/点訳辞書のサポート

日本理療科教員連盟が提供する理療科用語辞書「読ター」を用いた、音声読み上げ、および点訳のユーザ辞書です。

この機能を利用すると、理療科関係の用語を含む、テキスト文書や、テキストデイジーデータの読み上げや、点字表示が修正されます。

詳しくは、 〈ユーザ辞書の選択〉 の項を参照してください。

(3)コメント機能

デイジーデータ、点字図書データ、オーディオ/メディアデータ内の自由な位置に、点字でコメントを書いておける機能です。

この機能を使うと、本文の要約をメモしておいたり、コメントを付けた所にジャンプして聞き直したりできます。

また、書いたコメントをまとめて取り出し、点字文書に貼り付けて管理することもできます。

詳しくは、 〈データ内の自由な場所に、点字でコメントを書く〉 の項を参照してください。

この機能は、簡単操作設定の新しい項目(D10 コメント機能)で選択可能です。

(4)データのバックアップ機能

内蔵SDカード内のデータを他の記憶メディアに、簡単にバックアップしたり、書き戻したりできる機能です。

詳しくは、 〈内蔵SDカードに保存されているデータをバックアップする〉 の項を参照してください。

この機能は、簡単操作設定の新しい項目(B10 内蔵SDカード内のデータのバックアップ機能)で選択可能です。

(5)ESA solo ブルートゥース点字印刷機能

ブルートゥース接続もサポートする、ジェイ・ティー・アール社製、点字プリンタ ESA soloに対応しました。

詳しくは、 〈点字プリンタで印刷する〉 の項を参照してください。

(6)ホビー機能に、2種類のプログラムを追加

〈お宝さがし〉 ……盤の中に埋まっているお宝を見つけるゲームです。

〈将棋盤〉 ……将棋盤です。詰め将棋などを考える時にご利用ください。

2.改善した機能

(1)メディア再生、プレイリスト機能の強化

プレイリストの中で、指定した曲をスキップできるようになりました。

詳しくは、 〈プレイリストについて〉 の項を参照してください。

(2)学習カード機能の強化

学習カードを開く時、第1列と第2列のどちらを答えるかなどを選択できるようになりました。

また、間違えてしまった解答を確認できるようになりました。

詳しくは、 〈学習カードについて〉 の項を参照してください。

(3)点字編集機能の強化

点字編集プログラムに、現在位置をマークしてジャンプや範囲選択に使える機能、一度取り消した操作を再実行できる機能が加わりました。

詳しくは、 〈点字編集ウィンドウの操作一覧〉 の項を参照してください。

(4)点字図書閲覧機能の強化

点字図書閲覧プログラムに、現在位置をマークしてジャンプや範囲選択に使える機能が加わりました。

また、セレクトキーと矢印キーの組み合わせにより、本文の一部分を選択して、コピーできるようになりました。

詳しくは、 〈点字図書閲覧プログラムについて〉 の項を参照してください。

(5)連続再変換機能の修正

先にかなで書いた文章を、後で漢字に変換できる、「連続再変換機能」が、片手でも操作できるようになりました。

詳しくは、 〈先にかなで書いた文書を、後で漢字に直す〉 の項を参照してください。

(6)BMスマート16、ナビキー機能の強化

BMスマート16のナビキーが矢印キーに設定されている時、キーリピート機能がご利用頂けるようになりました。

キーリピートについては、 〈矢印キーのリピート機能〉 の項を参照してください。

(7)電卓の機能強化

電卓で計算する時、変数に値を記憶させて、次の計算に使えるようになりました。

詳しくは、 〈電卓で計算する〉 の項を参照してください。

(8)教育施設用機能制限

この機能は、本機を、学校などの教育施設で試験の解答などに利用頂く場合に、使用してはいけない機能、ふさわしくない機能を利用不可にするものです。

詳しくは、 〈教育施設用機能制限〉 の項を参照してください。