この項では、本機のファームウェアVer2.2で加わった機能と、改良された点をご紹介します。
本機を、バッテリーでより長い時間ご利用頂けるようにするため、メインメニューの「全般設定」に、以下の項目を追加しました。
お客様の利用スタイルに合わせて、設定してください。
・キーロック時スリープ なし、1時間、2時間、3時間、4時間、無制限
(BMスマートAIR)
・スリープ継続時間(昼) 無制限、30分、1時間、2時間、4時間
・スリープ継続時間(夜) 無制限、30分、1時間、2時間、4時間
・スリープ継続バッテリー残量 なし、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上
詳しくは、 〈バッテリーを節約するための設定を調節する〉 の項を参照してください。
また、現在のバッテリーレベルが、音声とスポットメッセージで、すばやく確認できるようになりました。
グローバルショートカット:ウィンキー+セレクトキー+I。
BMスマートAir16に、外付けマイク端子からの音声入力を、ヘッドフォンやスピーカーに出力する機能を追加しました。
この機能は、ハソコンなどの音声出力を本機に接続して、一つのヘッドフォンで、両方の端末の音声をまとめて聞きたい時などに便利です。
詳しくは、以下の項目を参照してください。
ナビキーがトグル設定されている時、左右ボタンの同時押し1回で、キーの割り当てを変更できるようにしました。
また、全般設定に、「ナビキーシフト設定」の項目を追加しました。
この項目を「なし」以外に設定していると、シフトキー+左右キーの操作で、ナビキーを、選択したキー割り当てに変更できます。
詳しくは、 〈ナビキーの使い方を変更する〉 の項を参照してください。
(1)テキスト編集や、点字編集での、選択範囲の表示方法を、以下の2種類から選択できるようにしました。
選択範囲表示方法 アンダーライン、キヨ括弧
「アンダーライン」は、選択範囲のマスの、7,8の点を表示します。
「キヨ括弧」は、各行の選択部分を、点字の「キ」と「ヨ」の形の括弧(+8の点)で囲んで表示します。
詳しくは、以下を参照してください。
(2)選択範囲をアンダーライン方式で表示している時、上の行から続いている選択範囲が、行頭で終了している場合は、行頭に表示されるカーソルを、左側の点のみのブリンクで表示するようにしました。
(3)40マスモデルでも、点字表示の「ワードラップモード」をオン/オフできるようにしました。
ワードラップモード:オン, オフ
なお、ワードラップは、コントロールキー+表示の送りキー+表示の戻しキーでオン/オフできます。
ブロックマクロコマンドに、以下のキーワードを追加しました。
$date; 今日の日付(月/日)
$time; 今の時刻(時:分)
詳しくは、 〈ブロック挿入で使用できるコマンドについて〉 の項を参照してください。
お休みタイマー、ストップウォッチ、カウントダウン機能を、複数、平行して使えるようになりました。
また、これらの機能を、メインメニューからも実行できるようになりました。
メインメニュー → ツール → お休みタイマー,ストップウォッチ,カウントダウンタイマー
(メインメニューのコマンドにユーザーショートカットを設定しておくと、どこからでも、ワンタッチで起動できます。)
(1)カレンダーウィンドウから、予定を追加する時、「メモ内容」の中に、日付や時刻、アラームなどを指定できるようになりました。
詳しくは、 〈予定を登録する〉 の項を参照してください。
(2)目標期日の決まった予定を管理できる、「ToDo」項目設定を追加しました。
詳しくは、 〈ToDo項目について〉 の項を参照してください。
(3)メインメニューの「ツール」サブメニューの中に、「予定の追加」コマンドを追加しました。
メインメニュー → ツール → 予定の追加
このコマンドを実行すると、直接、予定の入力ウィンドウが開きます。
(メインメニューのコマンドにユーザーショートカットを設定しておくと、どこからでも、ワンタッチで起動できます。)
スピーチ単語登録、テキスト単語登録機能で、以下の変更を行いました。
(1)ファイルに保存、ファイルから読み込みのコマンドに、テキスト形式(.def)を追加しました。
テキストエディタなどで、複数の登録内容を、まとめて編集できます。
(2)ファイルから読み込んだ設定が、既存の設定と重複する場合に、どちらの設定を使用するかを選択できるようになりました。
(1)テキスト編集ウィンドウに、次のコマンドを追加しました。
・行頭まで削除
・行末まで削除(ショートカット=コントロールキー+D)
(2)テキスト編集設定の、「編集読み」項目に、「対象文字列」と「対象行数・文字数」の選択肢を追加しました。
「対象文字列」を選択している場合、一行の編集操作の時は、その内容を読み上げます。
詳しくは、以下の項を参照してください。
(1)点字編集ウィンドウ内で、複数行の範囲選択を行う方法として、以下の操作を可能にしました。
・カーソルを、選択したい範囲の先頭に移動する。
・その場所のタッチカーソルを押して、カーソルをオフにする。
・上下矢印キーで、選択したい範囲の末尾に移動する。
・セレクトキーを押しながら、選択したい範囲の末尾のタッチカーソルキーを押す。
(2)点字編集ウィンドウに、次のコマンドを追加しました。
・行頭まで削除
・行末まで削除(ショートカット=コントロールキー+D)
(3)点字編集設定に、「マス空けの所でビープ音を鳴らす」設定を追加しました。
(4)点字編集設定の、「編集読み」項目に、「対象文字列」と「対象行数・文字数」の選択肢を追加しました。
「対象文字列」を選択している場合、一行の編集操作の時は、その内容を読み上げます。
(5)点字編集設定の、「USBキーボード入力」項目に、6点入力を追加しました。
6点入力では、USBキーボードから、6点点字入力や、表示の送り/戻し、移動・範囲選択、削除などの操作ができます。
また、背景で動作しているデイジー再生や、オーディオ再生のプログラムも操作できます。
これらの機能について、詳しくは、以下の項を参照してください。
テキスト編集/点字編集プログラムの「タイムスタンプの挿入」コマンドを、ショートカット操作で実行した時、挿入内容の選択を省略できるようにしました。
この機能は、以下の設定項目で選択してください。
「タイムスタンプの設定」
・ショートカット操作の時 選択肢:「常にこの設定を表示する」,「この設定を省略し、前回選択した内容で挿入する」
別の作業の背景で、プレイリストを再生している時も、以下のグローバル操作で、前後の曲に移動できるようになりました。
・ウィンキー+7 前の曲に移動
・ウィンキー+9 次の曲に移動
(数字は、点字の下がり数字で入力します)。
(1)ボイスレコーダープログラムで、マイクから録音する際のボリュームレベルを調整する機能を追加しました。
(2)ボイスレコーダープログラムに、録音したデータの編集機能を追加しました。
詳しくは、 〈マイクで録音する〉 の項を参照してください。
(1)Android端末の通知情報を、本機側で点字表示する機能を、以下の操作でオン/オフできるようにしました。
操作:コマンドキー+3,4の点
(2)アクセスビューを操作しなかった時に、Android端末との接続を、自動切断するまでの時間を設定できるようにしました。
(3)本機のキーロック中は、Android端末との接続を、自動切断しないようにしました。
詳しくは、 〈アンドロイド端末と接続して使う〉 の項を参照してください。
(1)「ブルートゥースの設定」コマンドに、接続先からの操作を制限する設定を追加しました。
(2)キーロック中は、全ての通信ポートで、接続先からの、文書の送信、文書の取得、チャットの開始、および端末接続を許可しないようにしました。
詳しくは、 〈接続先からの操作を制限する〉 の項を参照してください。
点字ディスプレイ ブレイルノート46の互換表示機能を利用している時、46マス分の点字の、右端の6マス、または8マスを表示したままにできます。
この機能は、点字表示部の右端にステータス表示を出すプログラムなどを利用する時に便利です。
次のコマンドで設定してください。
メインメニュー → 各種設定 → 全般設定
「ブレイルノート46互換ディスプレイ表示」 選択肢:標準,右端の6マスを常に表示,右端の8マスを常に表示
(1)点字編集中の画面表示を高速化しました。
(2)「外部モニター オフ」に設定されている時は、高速化のため、点字編集ウィンドウの画面表示を省略するようにしました。
Windows10のPCとUSB接続している状態から、PCを再起動した時、USBケーブルを一度取り外さないと、再接続できない問題を修正しました。
以上