本機は、パソコン(その他の情報機器)と接続し、点字ディスプレイ装置としてご利用頂けます。
ご使用の際は、パソコン側で動作するスクリーンリーダー、その他のソフトウェアをご用意ください。
また、Windowsパソコン上で動作する本機のユーティリティソフト BMFEPを使うと、スクリーンリーダーを使いながら、本機の操作でパソコンを操作することができます。
ご使用のソフトウェアの設定機能で、以下の項目を設定してください(詳細は、各ソフトウェアのマニュアルをご覧ください)。
(1)点字ディスプレイの機種……BMスマート、またはBMシリーズ機器を選択します。
ワイドモデルには、ブレイルメモ46C/46D)の互換モードがありますが、この設定ではBMS40の点字入力機能は利用できません。
このモードでの使用方法については、 〈ブレイルノート BN46D互換モードについて〉 の項を参照してください。
(2)通信ポート……本機を接続した通信ポートに割り当てられているポート番号(ComX)を指定します。
USB接続の場合、パソコン側のコネクタの位置が変わるとポート番号が変わる場合がありますので、いつも同じコネクタに接続するようにしてください。
(3)通信条件……BMS側の設定と同じ通信条件を指定します。
本機を点字ディスプレイとして使用する場合の接続操作は、全て相手側機器から行います。
本機側では、点字ディスプレイ開始要求を受信すると、自動的に点字ディスプレイプログラムが起動します。
点字ディスプレイのウィンドウも、コマンドキー+Zの操作で閉じることができます。
この場合、通信は継続していますので、ウィンキー+Dの操作で点字ディスプレイを再起動することができます。
また、一部のソフトウェアを除き、本機をスリープモードにするか、電源オフすると、パソコン側で通信を切断します。
この場合、パソコン側の「点字デバイスコントローラー」ウィンドウ内の[接続]ボタンを押すことで、本機を再接続できます。
点字ディスプレイが動作している状態では、次の操作で点字ディスプレイモードとPDAモード(本体機能を使用する状態)を切り換えられます。
(ワイドモデルの操作)
PDAモードに変更する……2個のナビキーと表示の送りキーを押す。
点字ディスプレイモードに変更する……2個のナビキーと表示の戻しキーを押す。
(16マスモデルの操作)
PDAモードに変更する……左右のナビキーの右キーを押す。
点字ディスプレイモードに変更する……左右のナビキーの左キーを押す。
次の操作で、本機とWindowsパソコンのクリップボード間で、テキスト情報やブレイルメモ形式の点字情報(64KB以内)を転送できます。
これらの操作は、点字ディスプレイウィンドウ、テキスト編集ウィンドウ、点字編集ウィンドウで有効です。
コマンドキー+1,3,5の点……パソコンから本機に転送します。
コマンドキー+2,4,6の点……本機からパソコンに転送します。
「クリップボード送信テキストの編集機能」は、点字ディスプレイを開いて、パソコンなどを操作している時に、テキスト文を編集して、接続先のクリップボードに送信できる機能です。
点字ディスプレイウィンドウで、コマンドキー+「シ」(1,2,5,6の点)を入力すると、「クリップボード送信テキストの編集」ウィンドウが開きます。
この機能については、 〈文章を編集して送信する〉 の項を参照してください。