「他のブレイルメモやパソコンと点字でチャットする」

【注意】点字チャット機能は、簡単操作の初期設定では、利用できません。必要な場合は、簡単操作設定、「A12 点字チャットプログラム」を有効にしてください。

本機には、主に盲聾者の方のコミュニケーション支援を目的とした、点字によるチャット機能があります。

この機能では、本機と別のBMスマート、ブレイルメモ、パソコンを接続して、点字で会話することができます。

1.チャットを始めるには

A.他のブレイルメモとチャットする場合

本機と、他のBMスマートやブレイルメモとチャットする場合、どちらの機械からでもチャットを始めることができます。

本機をこれらの機器と接続する方法については、 〈ブレイルメモとの間で文書を送受信する〉 の項を参照してください。

本機からチャットを始めるには、次のように操作します。

(ブレイルメモ側のチャット機能の操作については、ブレイルメモのマニュアルをご覧ください。)

(1)ウィンキー+1,6の点を押して、点字チャットプログラムを起動します。

すると、「通信ポートの選択」ウィンドウが開きます。

(2)ここで、チャット相手の機器と接続する通信ポートを選択します。

本機とブレイルメモとのブルートゥース接続について、詳しくは 〈ブレイルメモとブルートゥース接続する〉 の項を参照してください。

(3)相手機器との接続に成功すると、本機と相手側の機器の両方で「点字チャット」ウィンドウが開きます。

B.パソコンとチャットする場合

本機とパソコンとの間で点字チャットを行う場合、パソコン側の操作で接続します。

BMシリーズ機器用ユーティリティ内の点字チャットプログラム BMChatをご使用ください。

接続に成功すると、本機側でも自動的に「点字チャット」ウィンドウが開きます。

2.チャットウィンドウの操作

このウィンドウでは、接続中の相手とチャットを行います。

このウィンドウには、以下の項目があり、タブキーで項目の間を移動します。

(A)あなたの発言:行頭に、3,5の点、3,6の点のマークが表示されています。

(B)相手の発言:行頭に、3,6の点、2,6の点のマークが表示されています。

(C)発言リスト:これまでの、あなたと相手の発言を、時間順に確認できます。

あなたの発言の前には、3,5の点が2マス、相手の発言の前には、2,6の点が2マス表示されます。

〔あなたから発言する〕

発言を始めるには、スペースキーを押します。

すると、あなたの発言ウィンドウにフォーカスが移動します。

ここに、点字を書くと、あなたの発言が相手側に送信されます。

書き間違えた時は、バックスペースキーを押して、行末から削除してください。

発言を書き終わったら、エンターキーを押します。

〔相手の発言を読む〕

このウィンドウでは、追従モードと、非追従モードの切り替えができます。

追従モード:コントロール+エンターキー

非追従モード:コントロール+スペースキー

追従モードでは、相手が発言を始めると、フォーカスが相手の発言欄に移動し、常に相手の最新の発言内容を表示します。

相手の最新の発言から離れて、これまでの会話を確認したい時は、非追従モードに変更します。

確認が終わったら、相手の発言を読むために、追従モードに戻してください。

〔チャットを終了する〕

チャットを終了するには、コントロール+エスケープキーを押します。

その後、コマンド+Zでウィンドウを閉じてください。