【注意】お気に入り文書機能は、簡単操作の初期設定では、利用できません。必要な場合は、簡単操作設定、「B6 お気に入り文書機能」を有効にしてください。
お気に入り文書機能は、よく使う文書やフォルダを「お気に入り文書」として登録しておき、グローバルショートカットにより、ワンタッチで開けるようにする機能です。
文書やデータをお気に入り文書に設定するには、次のように操作します。
文書やデータのお気に入り設定を解除する場合も同様です。
(1)各プログラムにある「お気に入り文書に追加」コマンドを実行します。
メニュー → ファイル → お気に入り文書に追加
(または、メニュー → データ → お気に入り文書に追加)
このコマンドには、各プログラム共通のショートカット、コントロールキー+セレクトキー+F(1,2,4の点)が割り当てられています。
このコマンドは、以下のウィンドウで使用できます。
(A)テキスト編集プログラム、点字編集プログラムの、文書編集ウィンドウ……編集中の文書をお気に入りに登録します。
(B)デイジー再生プログラム、オーディオ再生プログラム、メディア再生プログラムのデータ一覧ウィンドウ……選択中のデータをお気に入りに登録します。
(C)デイジー再生プログラム、オーディオ再生プログラム、メディア再生プログラムのデータ再生/表示ウィンドウ……再生/表示中のデータをお気に入りに登録します。
(D)履歴一覧ウィンドウ……選択中のデータをお気に入りに登録します。
(2)「お気に入り文書に追加」コマンドを実行すると、次のような確認のメッセージが表示されます。
まだお気に入りに設定されていない場合:「この文書をお気に入りに設定しますか?」
既にお気に入りに設定されている場合:「この文書のお気に入り設定を解除してよろしいですか?」
次に進むには、エンターキーを押します。
エスケープキーを押すと、変更を中止します。
(3)お気に入りに設定する場合、続いて、設定シート「お気に入り文書の設定」が表示されます。
このウィンドウには、次の項目があります。
・データ名……この文書またはデータをお気に入り一覧ウィンドウに表示する時の名前を指定します。
・ショートカット……ショートカットの文字、0~9、A~Z、または「なし」を選択します。
・組み合わせるキー……次の6種類の中から選択します。
ウィンキー ウィンキー+コントロールキー ウィンキー+オルトキー
ウィンキー+セレクトキー ウィンキー+セレクトキー+コントロールキー ウィンキー+セレクトキー+オルトキー
・場所……ここには、対象の文書またはデータのパスが表示されます。編集はできません。
・短縮名……この項目を、ファイル選択ウィンドウの中で、直接指定するために使う名前を登録します。
例えば、このファイルのグローバルショートカットとして、ウィンキー+O(1,3,5の点)を設定したい場合、ショートカットに文字Oを指定し、組み合わせるキーにウィンキーを選択します。
すると、グローバルショートカット、ウィンキー+Oで、直接、このファイルの編集ウィンドウや再生ウィンドウを開けるようになります。
エンターキーを押すと、このファイルの、お気に入り設定が保存されます。
なお、グローバルショートカットでファイルを開いた場合、文書を開いてからも、そのショートカットをフォーカス移動に使えます。
テキスト文書や点字文書をお気に入り設定する場合、設定シート「お気に入り文書の設定」ウィンドウに、以下の項目も表示されます。
「スケジュール文書 オン/オフ」
スケジュール文書は、テキスト文書や点字文書に書かれている予定をカレンダーに表示する機能です。
この機能について詳しくは、 〈スケジュール文書について〉 の項を参照してください。
フォルダをお気に入り登録しておくと、フォルダの階層を移動することなく、グローバルショートカットで、直接目的のフォルダを開くことができます。
よく使ういくつかの文書がフォルダにまとまっているような場合は、フォルダ単位でお気に入り文書に登録してください。
フォルダをお気に入り文書に追加するには、次のように操作します。
(1)メインウィンドウや、各プログラムで、ファイル一覧ウィンドウを開きます。
(2)お気に入りに登録したいフォルダに移動します。
(3)次の「お気に入り文書に追加」コマンドを実行します。
ファイル選択・操作メニュー → このフォルダをお気に入りに設定
(このコマンドのショートカットは、コントロールキー+セレクトキー+F(1,2,4の点)です。)
この後の操作は、文書をお気に入りに設定する場合と同じです。
今利用可能なお気に入り文書の一覧を確認するには、次のコマンドを実行します。
メインメニュー → ファイル → お気に入り文書一覧
(このコマンドのグローバルショートカットは、ウィンキー+コントロールキー+F(1,2,4の点)です。)
すると、登録されているオ気に入り文書の一覧が表示されます。
ただし、ファイルが保存されている記憶メディアが今接続されていない場合は、一覧に表示されません。
グローバルショートカットや短縮名が設定されている文書では、文書名の前にショートカット操作や短縮名が表示されます。
ここでは、次の操作が可能です。
(A)エンターキー……選択中の文書またはデータを開きます。
コントロールキーを組み合わせると、文書リストを開いたままにして、このファイルを別のウィンドウで開きます。
フォルダの項目を選択している時は、お気に入りに登録した時と同じプログラムで、フォルダの内容を表示します。
(B)スペースキー……選択中の文書またはデータの設定を変更します。
(C)デリートキー……その文書またはデータのお気に入り設定を解除します。併せて、ファイルを削除することもできます。
エスケープキーを押すと、ウィンドウを閉じます。