この項では、本機のファームウェアVer2.6で加わった機能と、改良された点をご紹介します。
拡張点字編集機能は、クイックメモと点字編集プログラムの点字編集ウィンドウで利用できる新しい編集機能です。
この機能を使うと、以下のような操作が利用できます。
また、拡張編集機能で追加される情報をファイルに保存するために、新たなファイル形式「拡張BMスマート点字文書形式」を用意しました。
(1)プルダウンブロック機能
本文の2行以上の範囲をプルダウンブロックに設定し、先頭行の左端に表示される「プルダウンマーク」のクリックでその範囲の表示を折りたたんだり展開したりできます。
(2)コメント機能
文書中の場所や範囲に点字のコメントを付けます。
コメント一覧コマンドでコメントの内容を確認したり、コメントを付けた場所にジャンプすることができます。
(3)下線フレーズ機能
下線フレーズ機能は、本文の大切な所に下線を引く要領で、マークしておける機能です。
(4)サブフィールド機能
本文領域(メインフィールド)の他に、独立した編集領域(サブフィールド)を作って、本文の注釈をメモしたり、参考情報をコピーしておくことができます。
(5)リンク機能
文書中の範囲から文書内の別の場所へのジャンプを登録しておく機能です。
(参照先)
タスクバーは、今開いているウィンドウのリストを1行の点字で表示し、目的のウィンドウをタッチカーソルで選択できるようにする機能です。
2行目以降にはウィンドウ一覧のリストが表示されていて、1行目の選択状態に連動してウィンドウのタイトルを読み上げます。
(参照先)
名前付きブロックは、点字やテキストのブロックに覚えやすい名前を付けて登録しておける機能です。
文書に挿入する時にも名前を指定して呼び出すことができます。
(参照先)
点字文書や点字図書の内容をランダム順に閲覧できる機能です。
既に読んだことのある本でも、文脈にとらわれない新鮮な読書ができます。
(参照先)
パスワードに点字の名前を付けて登録しておくと、その名前でパスワードを呼び出せる機能です。
従来のパスワード生成機能に加えて、既存のパスワードや個人情報も記録しておける機能に生まれ変わりました。
(参照先)
デイジー図書や点字図書、オーディオデータなどに付けたコメントを、指定したキーワードで絞り込み表示できる機能です。
(参照先)
トピックヘルプの中から、説明内容に関連した各種の設定や簡単操作項目にジャンプできるようになりました。
また、点字やテキストのサンプルデータをコピーすることもできます。
(参照先)
ヒットとブローのヒントを手がかりに、数字を当てるゲームです。
(参照先)
ピックアップコメントは、よく使うファイルやフォルダを簡単に開けるようにするための機能です。
新たに、ピックアップコメントを、3マス以内の点字で1行に列挙できる「短縮名」の機能が加わりました。
また、クイックメモの文書一覧の中でも、ピックアップコメントを利用できるようになりました。
(参照先)
〈4.2.1 (F)クイックメモのピックアップコメント機能〉
デイリーノートは、日記やスケジュール帳など、日付ごとに情報を整理したい文書を管理するための機能です。
新たに、各項目の本文も、デイリーノート内で直接参照したり、編集できるようになりました。
また、限られた表示マス数の中で、効率的に情報を参照したり、編集するための設定を追加しました。
(参照先)
複数分冊の点字図書をまとめて読み込み、効率的に閲覧したり、検索できるプログラムです。
点字図書の閲覧でも、プルダウンブロックを設定して、見出しやブロックを折りたためるようになりました。
また、行に付けたコメントは、行頭のコメントマークから参照できます。
(参照先)
簡単操作設定に「お勧めの設定」項目を追加しました。
「マイナス5項目」や「プラス10項目」などの選択肢で、簡単操作設定の標準的な機能の有効/無効を設定できます。
また、トピックヘルプから、各お勧め項目の機能の操作例を参照して頂けます。
音声を聞きながら、外付けのキーボードでタイピングを練習できる機能です。
フレーズ入力の練習で、反復入力の回数を設定する機能を追加しました。
(参照先)
点図の表示で迷路を楽しめる機能です。
まだプレイ途中の迷路を保存したり、呼び出せるようになりました。
(参照先)