2023年6月1日
ケージーエス株式会社
この文書では、BMスマートシリーズファームウェア Ver2.7で追加された機能と、主な変更点についてご紹介します。
各項目の(参照先)に、「ブレイルメモスマートシリーズ ユーザーズガイド (Ver 2.7)」での対応項目を示します。
点字編集ウィンドウの拡張編集機能に、以下の機能を追加しました。
点字文書の中の場所(カーソル位置、または選択範囲)を、ワイドモデルで最大26件、16マスモデルで最大16件まで登録しておける機能です。
別のサブフィールドで登録した場所にもジャンプできます。
一つの文書内にたくさんのサブフィールドがある時、それらにキーワードを登録して探しやすくする機能です。
(簡単操作設定)C14 点字文書の拡張編集機能
(参照先)
点字編集ウィンドウとテキスト編集ウィンドウのテーブルビューモードに入った時、点字表示部の左端または右端に、表の列数に対応した下がり数字を表示して、列間の移動をワンタッチで行えるようにする機能です。
また、カーソルがある列の番号を、対応するマスの8の点のブリンクで確認できます。
(簡単操作設定)D2 テーブルビューモード機能
(参照先)
テキスト編集ウィンドウ、点字編集ウィンドウに、コピーしたファイルの挿入コマンドを追加しました。
メニュー → ファイル → コピーしたファイルの挿入
このコマンドは、フォルダウィンドウやファイル一覧ウィンドウなどでコピーしたファイルの内容を編集ウィンドウに貼り付けます。
テキスト編集ウィンドウにはテキストファイルを、点字編集ウィンドウには点字ファイルとテキストファイルを挿入可能です。
(参照先)
クイックメモの編集ウィンドウに「最近開いた文書」コマンドを追加しました。
メニュー → ファイル → 最近開いた文書
このコマンドは、クイックメモで最近開いた文書の一覧を表示して、選択した文書を開きます。
一覧には、各文書の点字文書名が表示されます。
文書を選択してエンターキーを押すと、今編集中の文書が閉じて、新しい文書が開きます。
コントロールキー+エンターキーを押すと、選択した文書を別ウィンドウで編集できます。
(簡単操作設定)C8 クイックフォルダ機能
(参照先)
拡張点字編集形式(.bmtx)のファイルにパスワードを設定して、この文書を閲覧できる人を制限することができます。
この機能は、特定のグループ内で利用する情報をネットワークで共有したい時などに便利です。
パスワード付きBMTXファイルは、BMスマートAirおよびBMスマートのファームウェア Ver2.6.2以降で利用できます。
(簡単操作設定)C14 点字文書の拡張編集機能
(参照先)
テキスト文書中でカタカナへの変換やアルファベット、数字の全角/半角などが正しく指定できているかどうかを確認するための機能です。
以下の確認機能があります。
(1)括弧類の確認
(2)アルファベット語の確認
(3)カタカナ語の確認
(4)アルファベット・カタカナ語の確認
(5)括弧付き番号の確認
また、以下のコマンドで文書内の表記を修正することができます。
(1)「英数字の全角半角変換」コマンド
(2)「登録語の置換」コマンド
(簡単操作設定)D17 テキスト編集ウィンドウの文字種の変換機能
(参照先)
階層リストやテーブルなどの構造を持った情報を点字で編集するための機能です。
次のコマンドで新規作成、閲覧、編集することができます。
点字編集メニュー → 編集 → リストの編集
(簡単操作設定)D16 点字編集ウィンドウのリストの編集機能
(参照先)
点字とテキストの相互変換機能で、UEBの縮約表現に対応しました。
(参照先)
コマンドに標準で割り当てられているショートカット操作の内の一部を別のコマンドのユーザーショートカットとして利用できるようにしました。
割り当てを変更できるショートカット操作は、メニュー項目の中に括弧付きで表示されます。
(簡単操作設定)C5 ユーザーショートカット機能
(参照先)
BMスマートAirでACアダプタを着脱した時に、バッテリーの残量、充電状態を発声するようにしました。
点字文書の読み込み時に、保護形式の文書(一般形式、専用形式、スクラップ帳)が非暗号化できなかった時は、文書が開かないようにしました。
(簡単操作設定)D11 保護形式設定
(参照先)
点字編集ウィンドウやテキスト編集ウィンドウ内の各種の一覧表示コマンドを選択して実行できる機能です。
点字編集メニュー → データ → 各種一覧
テキスト編集メニュー → 移動 → 各種一覧
(簡単操作設定)D15 編集ウィンドウの各種一覧コマンド
(参照先)
USBケーブルを本機から安全に取り外すためのコマンドです。
USBポートでの通信が終了したら、次のコマンドを実行してからケーブルを取り外すようにしてください。
メインメニュー → 接続 → USBポート → USBケーブルの取り外し
(参照先)