「片手入力モード」

【注意】片手入力機能は、簡単操作の初期設定では、利用できません。必要な場合は、簡単操作設定、「C3 片手入力機能」を有効にしてください。

本機には、点字の6点を片手操作で入力できるようにするために、片手入力モードが用意されています。

片手入力と両手入力は、以下のように切り替えます。

(A)左手入力モードに入る……親指キーの左2個と、6点キーの左3個を同時に押す。

(B)右手入力モードに入る……親指キーの右2個と、6点キーの右3個を同時に押す。

(C)両手入力に戻す……親指キー3個と、6点キー6個を同時に押す。

〔片手入力で使用するキー〕

片手入力で使うキーは、次の8個です。

左手入力と右手入力では、使用するキーが、左右対称になります。

以下で、左手入力の際の左側、右手入力の際の右側を利き手側と呼び、その反対側を逆手側と呼びます。

1,4の点キー 利き手側の人差し指キー
2,5の点キー 利き手側の中指キー
3,6の点キー 利き手側の薬指キー
7,8の点キー 利き手側の親指キー
エンターキー 逆手側の親指キー
半スペースキー 逆手側の人差し指キー
スペースキー 利き手側親指キーと、逆手側人差し指キー
クリア 逆手側の親指キーと人差し指キー

〔入力方法〕

片手入力では、点字を、左半分(1,2,3,7の点)と、右半分(4,5,6,8の点)に分け、2回のストロークで入力します。

1,4の点キーは、1ストローク目に押すと1の点、2ストローク目に押すと4の点になります。

他の点のキーも同様です。

例えば、1,5の点の点字を入力したい時は、1ストローク目で、1,4の点キー、2ストローク目で、2,5の点キーを順番に押します。

点字の左半分(1,2,3,7の点)がない場合は、1ストローク目に、半スペースキーを押します。

同様に、点字の右半分(4,5,6,8の点)がない場合は、2ストローク目に、半スペースキーを押します。

マス空けの時はスペースキー、改行するにはエンターキーを押します。

1ストローク目の入力を間違えてしまった時は、クリアキーを押して書き直します。

〔コントロールキー、オルトキー、セレクトキー、ウィンキーとの組み合わせ〕

コントロールキー、オルトキー、セレクトキー、ウィンキーと点字の組み合わせを入力する場合は、点字を入力する前に、以下のキーを先押ししてください。

コントロールキー 逆手側親指キーと利き手側人差し指キー
オルトキー 逆手側親指キーと利き手側中指キー
セレクトキー 逆手側親指キーと利き手側薬指キー
ウィンキー 逆手側親指キーと利き手側親指キー

〔ブレイルメモ互換の片手入力モードについて〕

ブレイルメモ互換の片手入力モードも、操作方法は通常の片手入力とほぼ同じですが、利き手側の小指キーも使用して、より高速に入力できる所が特長です。

小指キーを通常の操作(コントロールキーやウィンキーなど)で使用したい時は、両手入力モードに戻してください。

ブレイルメモ互換の片手入力モードに入るには、以下のように操作します。

(A)ブレイルメモ互換の左手入力モードに入る……親指キーの左2個と、6点キーの左3個、左小指キー1を同時に押す。

(B)ブレイルメモ互換の右手入力モードに入る……親指キーの右2個と、6点キーの右3個、右小指キー1を同時に押す。

ブレイルメモ互換の片手入力モードでは、利き手側の小指キー2個を、以下のように使用します。

 小指キー1……スペースキー

 小指キー2……半スペースキー

点字の左側と右側に、点があるマスの入力方法は、通常の片手入力モードと同じです。

点字の左半分(1,2,3,7の点)がない場合、半スペースキー(小指キー2)と点字の右側の点を押して、1ストロークで入力を完了できます。

同様に、点字の右半分(4,5,6,8の点)がない場合は、、スペースキー(小指キー1)と点字の左側の点を押して、1ストロークで入力を完了できます。

ブレイルメモ互換モードの半スペースキー(小指キー2)は、1ストローク目の入力をクリアするため、2ストローク目には使用できません。2ストローク目には、スペースキー(小指キー1)を使用してください。