「スペースコマンドについて」

(簡単操作選択項目)「C13 USBキーボード操作の拡張設定」=オフ

スペースコマンド機能は、スペースキーとフルキーの同時押しにより、カーソル操作や、フォーカス移動などのナビゲーション操作ができるようにするものです。

各キーの単独押しは、通常のキーボードとして使用することができます。

これらの操作は、本機の操作と、点字ディスプレイを通じたPCの操作の両方に有効です。

スペースコマンドを使用すると、一方の手で点字を読み、もう一方の手をフルキーのホームポジションに置いたままで、文書やWEBページなどの閲覧が可能になります。

また、片手がホームポジションに残っているため、すぐにタイピングの体勢に戻ることができます。


(操作の種類)

スペースコマンドでは、親指でスペースキーを押しながら、他のキーを押すことで、次の操作が可能です。

(1)ホームポジションから離れたキーを押す

矢印キーやタブキー、バックスペースキー、デリートキーなどを操作できます。

また、左手操作ではリターンキー、右手操作ではエスケープキーも操作できます。

矢印キーなどの移動キーは、長押しによるキーリピート操作も可能です。

(2)装飾キー

シフトキーやコントロールキーなどをオン/オフすることにより、矢印キーやタッチカーソルによる範囲選択などの操作ができます。

スペースキーを離した時に、押していた装飾キーは、自動的に解放されます。

(3)フォーカス移動

オルトキー+タブキー、オルトキー+シフトキー+タブキーなどがワンボタンで操作できます。

これらの操作をすると、オルトキーが押された状態になります。

他の操作を行う場合は、一度スペースキーを離して、オルトキーを解放してください。

(4)点字ディスプレイの操作

点字表示の送りや戻し、点字ディスプレイモードとPDAモードの切り替えなどができます。

また、入力変換や、スマホによる音声認識入力などの独自機能も操作できます。


(スペースロック)

スペースキーを長押しして離すと、「ピッピ」という音が鳴り、スペースロックの状態になります。

この状態では、各キーの単独押しで、スペースコマンドを実行できます。

ただし、装飾キーやフォーカス移動キーを利用する場合は、スペースキーと組み合わせる必要があります。

スペースロックを解除するには、スペースキーを短押しします。

すると、「ピピ」という音が鳴ります。

スペースキーとフルキーの組み合わせ押した場合も、スペースロックは解除されます。

また、フルキーボードの装飾キーとフルキーの組み合わせ押しをすると、スペースロックは解除されて、本来のキーの入力になります。

例えば、Ctrlキーを押しながら、Cのキーを押すと、スペースロックが解除されて、コピーコマンドが実行されます。

スペースロックされていない状態でスペースキーを短押しすると、スペースが入力できます。

スペースロック機能のオン/オフや、スペースロックの長押し時間も、設定で変更可能です。


〔スペースコマンドの設定〕

スペースコマンド機能を利用するには、簡単操作設定、「C13 USBキーボード操作の拡張設定」を有効にしてください。

また、次のコマンドを実行して、「スペースキーとの組み合わせ操作を使用する」の設定項目をオンにしてください。

 メインメニュー → 各種設定 → USBキーボード操作の拡張設定

エンターキーを押すと、変更した設定が有効になります。


(設定項目)

スペースキーとの組み合わせ操作を使用する: オン (初期値=オフ)

スペースキーのロック: なし, 0.5秒, 1秒

(以下に、各キーへのコマンドの割り当ての設定項目があります。)


「USBキーボード操作の拡張設定」は、ワンタッチ設定にも含めることができます。

複数の割り当てを切り替えながら操作したい時などにご利用ください。