本機のテキスト編集や点字編集のウィンドウには、見出し行やブックマーク行を利用する機能があります。
見出し行は、文書中の章や節などのタイトルが書かれた行です。
また、ブックマーク行は、文書中の大切な行、よく参照する行などに印を付けるものです。
本機には、前後の見出し行やブックマーク行に移動したり、一覧表示して目的の行にジャンプする機能があります。
テキストファイル(拡張子=txt)では、行の先頭部分の文字で見出し行やブックマーク行を判断します。
見出し行は、次のような文字で始まり、スペースで区切ってタイトルが書かれている行です。
1. 2. 3. ...
1.2 1.2.3 ...
1-2 1-2-3 ...
A. B. C. ...
# ## ### ... (#の数で、レベルを表します)
また、ブックマーク行は、次のような記号で始まり、スペースで区切って本文が書かれている行です。
* + - / = . ? !
*1 *2 *3 ...
* ** *** ... (記号の数で、レベルを表します)
リッチテキストファイル(拡張子=rtf)では、太字フォントになっている行を見出し行として扱います。
フォントの大きさで、レベルを示します。
見出し行に設定したり、見出し行設定を解除するには、次のコマンドを使用します。
メニュー → 書式 → 見出し行に設定
見出し行に設定するショートカット……コマンドキー+3,4,5の点
見出し行を解除するショートカット……コマンドキー+1,2,6の点
また、テキストファイルをリッチテキストファイルとして保存すると、テキストファイルの見出し行が太字フォントになります。
ブックマークの指定方法は、テキストファイル(txt)の場合と同じです。
ブレイルメモ点字ファイル(拡張子=bmt)では、以下のコマンドを使用して、見出し行やブックマーク行を指定します。
メニュー → データ → 見出し行に設定
見出し行に設定するショートカット……コマンドキー+3,4,5の点
見出し行を解除するショートカット……コマンドキー+1,2,6の点
メニュー → データ → ブックマーク行に設定(ショートカット=コントロールキー+B(1,2の点))
BES形式の点字ファイルから変換した場合、その見出し行を継承します。
テキスト編集や点字編集のウィンドウでは、次のコマンドで、前後の見出し行に移動できます。
メニュー → 移動 → 次の見出し行へ(ショートカット=コマンドキー+3,4,5,6の点)
メニュー → 移動 → 前の見出し行へ(ショートカット=コマンドキー+1,2,3,6の点)
見出し行の一覧を表示するには、次のコマンドを使用します。
メニュー → 書式(データ) → 見出し行一覧(ショートカット=コントロールキー+L(1,2,3の点))
また、次のコマンドで、前後のブックマーク行に移動できます。
メニュー → 移動 → 次のブックマーク行へ(ショートカット=コマンドキー+2,3,4,5,6の点)
メニュー → 移動 → 前のブックマーク行へ(ショートカット=コマンドキー+1,2,3,5,6の点)
ブックマーク行の一覧を表示するには、次のコマンドを使用します。
メニュー → 移動(データ) → ブックマーク行一覧(ショートカット=コントロールキー+セレクトキー+L(1,2,3の点))