「PDF形式のファイルを閲覧する」

PDFは、アドビシステム社が開発し、公開している文書を配布/印刷するためのデータ形式です。

本機では、拡張機能として、PDFファイルから、テキスト情報を抽出して、閲覧する機能を用意しています。

拡張機能のご利用方法については、 〈本機の拡張機能について〉 の項を参照してください。

対応しているPDFデータのバージョンは、Ver1.0~Ver1.7です。

ただし、以下のようなPDF文書からはテキスト情報を抽出できません。

(1)PDF文書の中には、テキストの印刷イメージを画像として保存しているものがあります。本機では、このような文書からはテキスト情報を抽出できません。

(2)公式なPDF文書の中には、改ざんを防ぐために暗号化されていたり、アクセスが制限されているものがあります。このような文書も、本機ではテキスト抽出できません。

 この場合は、アドビシステム社が提供するパソコン用のフリーソフトウェア Acrobat Reader などを使用して、内容を閲覧してください。

(3)PDF文書では、各言語により、さまざまな文字セットやフォントを利用できるようになっていますが、本機で対応しているのは、日本語のPDF文書です。その他の言語で作成された文書を開くことはできません。

(4)PDF文書の中には、複雑にレイアウトされているものや、数式などを含むものがあります。レイアウトが複雑な文書からテキスト抽出した場合、内容が正しく読み取れない場合があります。

〔PDF形式の文書を閲覧するための操作〕

PDF形式の文書を閲覧するには、次のように操作します。

(1)ウィンキー+T(2,3,4,5の点)を押して、テキスト編集ウィンドウを開きます。

(2)オルトキーとF(1,2,4の点)を押して、テキストファイルの選択ウィンドウを表示します。

(3)目的の文書が保存されているフォルダに移動します。

すると、ファイル一覧の中に、PDF形式のファイルも表示されます。

(4)目適の文書を選び、エンターキーを押します。

すると、選択した文書からテキスト情報が抽出されて、テキスト編集ウィンドウに表示されます。

この情報のファイル名は、オリジナルファイルと区別するため、元のファイル名に、.rtfを追加したリッチテキスト形式になります。

このファイルは、「一時ファイル」の扱いになっています。一時ファイルは、文書を保存しないでウィンドウを閉じると、自動的に削除されます。

テキスト抽出したファイルを残しておきたい時は、ウィンドウを閉じる前に、保存コマンドを実行してください。