「通信ポート」

本機には、次の通信ポートがあります。

・USBポート パソコンとの間で高速に通信できるポートです。
・ブルートゥースポート(BTポート) 内蔵の無線通信ポートです。
・RS-232Cシリアルポート(RSポート)【ワイドモデルの場合】 点字プリンタやブレイルメモと接続するために使用します。

これらのポートには、それぞれに特長があります。

お客様の目的にあったポートをご利用ください。

また、接続の際は、本機と接続先機器の通信条件を合わせてください。

1.USBポート

最も高速な通信ポートで、本機をWindowsパソコンと接続するために使用します。

ケーブルで接続する前に、パソコン側に本機用のUSBドライバをインストールする必要があります(当社ホームページからダウンロードするか、製品同梱のサポートCD-ROM内のものをご使用ください)。

ケージーエス福祉機器用ダウンロード専用ページ: https://www.kgs-jpn.co.jp/welfare/download

その後、本体の右側面中央にあるUSBファンクションポートとパソコンを接続してください。

(本体左側面にあるUSBホストポートは、通信ポートとしては使用できません。)

本機側の通信条件は、以下のコマンドで設定します。

メインメニュー → 接続 → USBポート → USBポートの設定

2.ブルートゥースポート(BTポート)

ブルートゥース通信機能を持つパソコンやアンドロイド端末、ブレイルメモ、その他の情報機器と接続するために使用します(パソコンにこの機能がない場合は、USB接続の通信モジュール等で拡張可能です)。

このポートを使用すると、本機からパソコンやアンドロイド端末を無線接続で操作できます(アンドロイド端末の操作には、アプリが必要です)。

ブルートゥース接続では、接続先の機器を指定するためにBDアドレスやホスト名を使用します。

本機のBDアドレスやホスト名については、〈BDアドレスとホスト名〉の項を参照してください。

パソコン(その他の情報機器)と接続する場合、初めに、パソコン側でペアリングと呼ばれる接続許可のための操作をする必要があります。

パソコンとペアリングするための操作については、 〈Windowsでペアリングする方法〉 の項を参照してください。

(本機のブルートゥース通信機能は、音声の転送や、キーボードの接続等には使用できません。)

本機側の通信条件は、以下のコマンドで設定します。

メインメニュー → 接続 → ブルートゥースポート → ブルートゥースポートの設定

パソコンと接続する場合は、パソコン側で対応する通信ポートを開くと、自動的に接続されます。

アンドロイド端末や、ブレイルメモと接続する場合は、以下のコマンドをご使用ください。

メインメニュー → 接続 → ブルートゥースポート → ブルートゥースポート接続

または、

メインメニュー → 接続 → ブルートゥースクイック接続 → クイック接続1~クイック接続5

クイック接続については、 〈ブルートゥースクイック接続コマンドについて〉 の項を参照してください。

*アンドロイドとの接続では、どちらの機器から接続することも可能です。詳しくは、アンドロイド版ユーティリティ「BMスマートターミナル」の操作説明書を参照してください。

ブルートゥースは無線通信のため、他の機器からの不正なペアリングや、接続、本機の操作を防止するための設定を用意しています。

詳しくは、 〈接続先からの操作を制限する〉 の項を参照してください。

★なお、キーロック中は、全ての通信ポートで、接続先からの操作が制限されます。

3.RS-232Cシリアルポート(RSポート)【ワイドモデルの場合】

点字プリンタやブレイルメモと接続するために使用します。

BMS32は、左側面にコネクタがあります。

BMS40は、背面左側にコネクタがあります。

ご使用の際は、製品同梱のシリアルケーブル(クロス接続用)、または点字プリンタ同梱のシリアルケーブルをご使用ください。

本機側の通信条件は、以下のコマンドで設定します。

メインメニュー → 接続 → RSポート → RSポートの設定