点字編集ウィンドウで次のコマンドを実行すると、編集中の文書の書式設定を確認したり、変更できます。
メニュー → データ → 書式設定
(設定項目)
次の値でレイアウトする オフ,オン,オン(BES方式)
1ページの行数 [10 - 40]
1行のマス数 [16 - 64]
ページ行 なし,あり
「次の値でレイアウトする」の設定がオンになっていると、編集中の文書は、「1ページの行数」や「1行のマス数」の値で自動的にレイアウトされます。
例えば、標準的な1ページ=18行、1行=32マスの設定では、点字表示の1行は、32マス以内のマス空けの区切り目で、次の行に折り返されます。
また、ページ行と本文の行数が18行を超えると、自動的に次のページに移り、新しいページ番号が割り振られます。
ただし、行末がマス空けの時は、次のマス空けでない文字から新しい行に移ります。
また、ページ末が空行の時は、次の空行でない行から新しいページに移ります。
「次の値でレイアウトする」の設定が「オン(BES方式)」の場合も同様にレイアウトされますが、行末がマス空けの時や、ページ末が空行の時の処理が変わります。
行末のマス空けは3マス目から次の行に移り、ページ末に空行は、そのまま次のページに移ります。
これに対して、「次の値でレイアウトする」の設定がオフになっている場合は、上記のようなレイアウトは行われません。
「1行のマス数」の設定に関わらず、次の改行マークまでを1行として、点字表示されます。
レイアウトが有効の時は、各ページに、自動的にページ数が割り振られます。
この場合、点字データのページ行にページ番号が書かれているページを、本機では、本文ページと呼びます。
また、それ以外の、表題紙や目次、序文などを、本文外ページと呼びます。
今のカーソル位置を表示するコマンドでは、カーソルが本文ページにある時は、そのページ番号を表示します。
また、カーソルが本文外ページにある時は、データの先頭からの通算のページ数を表示します。
この場合のページ数を、点字表示では、「PP」の文字で表示します。