先週は、ナビモードで行うスワイプやタップなどの擬似タッチ操作を、スマホの画面のどこでするかを選択できるようにしたいというお話をしました。
本日、この機能を追加したBMスマートターミナル Ver1.1.13をリリースしましたので、操作方法をご紹介します。
追加したコマンドは、次の5種類です。
まず、以降のタッチ操作を、画面のどこでするかを、次の4個のコマンドで選択できます。
操作は、5つの点とスペースの組み合わせに割り当てました。
これまでと同じように、タッチ操作を画面中央の大きな正方形の中で行う標準コマンドが、点字の「ム」とスペースの組み合わせです。
「ム」の点字に含まれていない2の点が、画面の中央の位置を表しています。
これに対して、点字の4の点、5の点、6の点が入らない3種類の操作は、画面の上半分、中央、下半分で、コンパクトにタッチ操作を行います。
例えば画面の上の方に表示されているリストをスクロールさせたいというような場合は、点字の「ミ」とスペースの組み合わせで画面上部を選択してから、1・4の点の2本指上スワイプや、3・6の点の2本指下スワイプの操作をします。
もう一つ追加したコマンドが、フォーカス連動モードで、これは、タッチ操作を、トークバックのフォーカス位置の周りで行います。
操作は、点字の「カ」(1,6の点)とスペースの組み合わせです。
このモードでは、例えば、カレンダーの日付選択中に、1,3の点の操作で2本指左スワイプを行うと、次の月に移動できます。
スワイプの大きさは、親項目の広さに合わせて調整されますので、画面の狭い範囲に表示されているリストもはみ出さずにスクロールすることができます。
ただ、タッチ操作が小さすぎると、トークバックのショートカット操作が反応しなくなることがありますので、そのような時は、標準コマンドで大きなスワイプに戻してください。
また、リストの範囲が広い時は、大きなスワイプをした方が、より高速でスクロールできます。
開発課 鈴木