突然ですが、トークバックの、グローバルコンテキストメニューの中に、「画面を暗くする」というコマンドがあります。
トークバックをご使用の方は、覚えておられたでしょうか?
実は、私はこれまで、このコマンドを使っていなかったのですが、お客様とのやり取りの中で、トークバックユーザにはとても便利な機能であることを教えて頂きました。
このコマンドを実行すると、画面が真っ黒になって、スマホの情報が全く表示されなくなります。
外出中にスマホを操作する場合、周りの人の視線が分からないので、どうしても、横から見られてしまわないかなどと気になるものですが、その心配がいらなくなります。
また、バックライトの電力も節約できるので、バッテリーの持ちもよくなって、一挙両得です。
これは表示だけの問題なので、画面を暗くしても、BMスマートターミナルの動作には影響しません。
グローバルコンテキストメニューは、トークバックのショートカットでは、下にスワイプしてから、右にスワイプの操作ですね。
ターミナルでは、リ下がり(2,3,6の点)のナビ操作になります。
画面の表示を通常に戻すには、もう一度グローバルコンテキストメニューを開くと、同じコマンドが「画面を明るくする」という名前になっているので、これを実行します。
ボリュームのアップ・ダウンボタンを同時に3秒くらい押すと、トークバックをオン/オフできますが、この操作でも、トークバックがオフの時は、画面が表示されるようです。
ただし、画面が表示されなくなるというのは、晴眼者にとってはとても困ることなので、表示を消している間は、「TalkBackユーザー補助サービスにより、画面を暗くします。」という文字が表示され、表示を元に戻すための操作方法が説明されています。
また、スマホがロック状態の時は、グローバルコンテキストメニューに、このコマンドが表示されませんが、画面はちゃんと黒くなっています。スマホを再起動した後の画面などで晴眼者の目を借りたい時は、一時的にトークバックをオフにする必要がありそうです。
ともあれ、スマホをいろいろな所で操作する人にとっては、周囲の安全に気を配るのと同様に、是非覚えておきたい機能ですね。
開発課 鈴木