今、Windowsパソコンを音声で利用している人は、大変多いですね。
Windowsが日本にやって来た頃には、GUIの時代になったらどうなるのだろうという心配がありましたが、20年以上経過する中で、ソフトやサポートのノウハウが蓄積されて来たことが大きいのでしょう。
というか、これまで何をするにも、Windowsを覚えないとどうにもならなかったということもいえるかと思います。
しかし、直近の十年で、世の中の情報機器の主流は、パソコンからスマホに取って変わってしまいました。
特に若者世代のコミュニケーションでは、スマホが必須アイテムになっています。
また、電子チケットのように、スマホを使わないと利用できないサービスも出て来ています。
ここしばらくの間は、社会生活に欠かせないサービスがどんどんスマホの上に載って行くことでしょう。
スマホなら、ちゃんとしたスクリーンリーダーが初めから入っていてキャリアから買ってくればすぐ使えるし、パソコンと比べても、よい所はいろいろあります。
でも、スマホを音声で使いこなせているのは、残念ながら、まだ少数の人のようです。
やはり、「スマホを使わないとどうにもならない」という人達が、頑張ってここまで広めて来たということでしょう。
そして、「スマホはスマホだけでしっかり使いこなしたい」という気持ちも強いように思います。
しかし、今後より多くの音声ユーザがスマホの恩恵に与れるようにして行くためには、やはりタッチ操作や、文字入力の所のハードルを下げて行くことが必要かなと思います。
アプリを気軽に操作できたり、それによって、やり取りする情報に集中できれば、もっと多くの人がスマホを楽しめるようになるでしょう。
これからは、スマホを「いかに使うか」から、「いかに活用するか」の時代にして行くことが大切かなと思っています。
開発課 鈴木