お知らせ

BMスマートファームウェア Ver2.8.6C ベータ版をリリースしました

2025.03.24 new

このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.8.6Bベータ版から次の改良を行いました。

1.絵文字入力機能の再整備

テキスト編集ウィンドウで絵文字を利用する機能を再整備しました。

一覧に初期登録されている絵文字128個の他、文書中に使われている絵文字を追加登録して利用することもできます。

絵文字を追加すると、読み上げ辞書や点訳辞書も自動更新されます。

Android端末に接続している場合、アプリ内の絵文字の点字表示や入力も可能です。

(ただし、絵文字は一部を除き本機の外付けモニターには表示されません。)

〔A〕絵文字一覧ウィンドウ

絵文字を入力するには、絵文字一覧ウィンドウを使用します。

次のように操作してください。

(1)テキスト編集ウィンドウでコントロールキー+セレクトキー+Eを押します。

すると「絵文字一覧 カテゴリの選択」のウィンドウが開きます。

(2)目的のカテゴリを次の中から選択してエンターキーを押します。

 最近使った絵文字

 顔文字  果物       野菜       動物      

 食品     星           天気       その他

 登録されている絵文字

(3)すると、そのカテゴリに含まれる絵文字の一覧が表示されます。

各行には、絵文字を表す言葉と、その絵文字の文字コードが表示されています。

目的の絵文字を選択してエンターキーを押してください。

すると、その絵文字が本文のカーソル位置に挿入されます。

一度使った絵文字は「最近使った絵文字」の項目内にも追加されていきますので、次からはそちらからも選択できるようになります。

〔B〕絵文字一覧ウィンドウでのその他の操作

(4)カテゴリの一覧で「顔文字」から「その他」までの分類項目を開いた場合、次の操作が可能です。

・スペースキー:絵文字を表す文字列を編集します。

 「絵文字を表す文字列の編集」の入力欄が開きますので、カナやアルファベットなどで指定してエンターキーを押してください。

 ここで指定した文字列が絵文字の読み上げや点字表示に使用されます。

 文字列を編集した絵文字は「登録されている絵文字」の項目内にも追加されます。

(5)カテゴリの一覧から「最近使った絵文字」の項目を開いた場合、次の操作が可能です。

・スペースキー:絵文字を表す文字列を編集します。

・デリートキー:その絵文字を「最近使った絵文字」の一覧から削除します。

(6)カテゴリの一覧から「登録されている絵文字」の項目を開いた場合、次の操作が可能です。

・スペースキー:絵文字を表す文字列を編集します。

・インサートキー:その位置に新しい絵文字を追加登録します。

・コントロール+エンターキー:末尾に新しい絵文字を追加登録します。

・デリートキー:確認の上、その絵文字の登録を削除します。

絵文字を追加登録する場合は、次のように操作してください。

まず、「新規絵文字の挿入」の入力欄が開きますので、登録したい絵文字を他の文書からここにコピーするなどしてエンターキーを押してください。

すると次に「絵文字を表す文字列の編集」の入力欄が開きますので、カナやアルファベットなどで指定してエンターキーを押してください。

*絵文字だけでなく、BMスマートで表示できない漢字や記号類も登録しておくことができます。

〔C〕絵文字の文字数

多くの絵文字はBMスマートでは文書中で複数文字扱いになります。

そこで文字の詳細読みをした時に、絵文字の名前と文字数を読み上げるようにしました。

例えば「笑顔 2文字分」と読み上げる場合は、右矢印キーを2回押すと次の文字に移動します。

それまでの間に別の文字を挿入してしまうと絵文字として表示できなくなってしまいますのでご注意ください。

〔D〕読み上げ辞書と点訳辞書

絵文字の読み上げと点訳のユーザ辞書は次のような名前です。

・絵文字読み辞書

・絵文字点訳辞書

これらの辞書は、最初に上記の「絵文字一覧」のウィンドウを開いた時に自動生成されます。

読み上げや点字表示でこれらの辞書を使うには次のように操作してください。

・ウィンキー+コントロールキー+Uを押して「ユーザー辞書の選択」ウィンドウを開きます。

・上下矢印キーで目的の辞書の項目に移動し、タッチカーソルで行頭のチェックボックスをチェックします。

・エンターキーを押すと設定ウィンドウが閉じて、チェックした辞書が有効になります。

〔E〕アクセスビューから絵文字を登録する方法

アクセスビューでAndroid端末を操作していて見つけた絵文字を登録するには、次のように操作してください。

(1)Androidでは読むのにBMスマートでは読まない絵文字があったら、その行でエンターキー+スペースキーを押します。

すると「アクセスビュー テキストビュアー」が開きます。

このウィンドウではアクセスビューに表示されていた文字列を、矢印キーで移動しながら確認できます。

(2)左右矢印キーを使って絵文字の部分を範囲選択します。

(3)コントロールキー+セレクトキー+Uを押して、「16進ユニコード入力」のウィンドウを開きます。

すると選択した範囲にある文字の文字コードが表示されます。

もしこの表示の中に「前半」や「後半」という言葉が含まれている場合は、絵文字全体が範囲選択できていませんので、エスケープキーを押してやり直してください。

(4)そのままコントロールキー+エンターキーを押すと、続いて「絵文字の登録」のウィンドウが開きます。

ここにこの絵文字を表す文字列をカナかアルファベットで指定して、エンターキーを押してください。

するとこの絵文字がBMスマートに登録されて、読み上げや点字表示に反映されます。

2.漢字の部首記号(康煕部首)の変換機能

「康煕部首」(こうきぶしゅ)は18世紀に編纂された中国の漢字字典「康煕字典」に収録されている漢字の部首のことです。

ユニコードの中にも康煕部首が漢字の部首を表すための記号として登録されています。

これらの記号は通常漢字としては使用されませんが、一部のOCRソフトやPDF変換ツールで作られたデータに含まれてしまうことがあります。

しかし、これらの記号に誤変換されると、次のような漢字がテキスト読み上げや自動点訳で正しく読めなくなってしまいます。

 一 二 八 十 人 入 力 口 日 月 …

そこで、次の機能を追加しました。

(1)読み込んだPDFデータやオフィスデータの中に康煕部首の記号が含まれている場合は、自動的に対応する漢字に変換するようにしました。

(2)テキストエディタで読み込んだ文書の中に康煕部首の記号が含まれている場合は変換するかどうかを確認する次のメッセージを表示して、「はい」のボタンを選択すると対応する漢字に変換するようにしました。

漢字部首記号の変換の問い合わせ

この文書の中に○○件の漢字の部首記号が見つかりました。

これらの記号は音声や点字で読むことができません。

通常の漢字に変換して読み込みますか?

改良は以上になります。

新しいファームウェアは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。

ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6C ベータ版 zip

ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6C ベータ版 bin

ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6C ベータ版 zip

ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6C ベータ版 bin

zip版とbin版の各アップデート方法については、以下のページをご覧ください。

bin形式インストール方法について