お知らせ

BMスマートファームウェア Ver2.8.6A ベータ版をリリースしました

2025.03.06 new

このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.8.6ベータ版から次の改良を行いました。

1.文字コードの確認と文字コードによる入力機能の追加

テキスト編集の状態で次の操作が利用できるようになりました。

(1)コントロールキー+セレクトキー+Uを押すと「16進ユニコード入力」の編集ボックスが開きます。

ここに次の形式で文字コードを入力すると、対応するユニコード文字を文書に挿入できます。

 ユニコード第0面の文字の場合          \(エンマーク)x<16進4桁>;(セミコロン)

  (後ろに続く文字が数字やA~Fの文字でない場合、最後のセミコロンは省略できます。)

 ユニコード第1面以降の文字の場合   \(エンマーク)x<16進5桁>

(2)文書中の文字を範囲選択してコントロールキー+セレクトキー+Uを押すと「16進ユニコード入力」の編集ボックスが開き、選択中の文字の文字コードが表示されます。

ユニコード第1面以降の文字の前半または後半のみが選択されている場合は、「前半」「後半」のように表示されます。

この機能は、点字ディスプレイプログラムの「クリップボード送信テキストの編集」ウィンドウや、Android端末と接続した時に表示される「スマホ側テキストの編集」ウィンドウで使うと便利です。

「クリップボード送信テキストの編集」ウィンドウを開くには、点字ディスプレイウィンドウでコマンドキー+1,2,5,6の点を押します。

また、「クリップボード送信テキストの編集」ウィンドウの内容をPCに送ってフォーカス位置に貼り付けるにはコントロールキー+オルトキー+エンターキーを押します。

2.その他の改良点

(1)ファイルのコピーや移動の操作で操作対象にファイルのみが選択された場合は、進捗表示にファイル名を表示するようにしました。

操作対象にフォルダが含まれている場合は、これまで通り処理した件数とファイルのパスを表示します。

(2)点字編集プログラムやテキスト編集プログラムで「safe」という名前のフォルダにファイルを保存した場合、専用フォルダにセイフバックアップが正しく作成できたことを示す効果音を鳴らすようにしました。

(3)電卓ウィンドウの計算要領を拡張して、1度に512文字、100個以上の数値を計算できるようにしました。

この機能はテキスト編集や点字編集のウィンドウで1行に1つずつ数値を列記して合計を計算したい場合に便利です。

計算したい範囲を選択してコントロールキー+Kを押してください。

(4)下付き8点点字のトグル機能で、後ろの下付き8点のマスに移動する操作に問題が見つかり修正しました。

コントロールキー+オルトキー+右矢印を押すと、次の行以降に該当するマスがある場合にも正しく移動できるようになりました。

3.メモミュージック 点字楽譜読み取り機能の改良

(1)点字楽譜の再生コマンドで調号の初期値を指定した場合、楽譜の中に調号が指定されていても影響を与えてしまっていた問題を修正しました。

また、転調でナチュラルを指定し調号のシャープやフラットの数を減らす処理で問題が見つかり修正しました。

(2)サピエ図書館にアップされている「大人のためのピアノ曲集(クラシック編)」を元に、点字楽譜から読み取れる記号の組み合わせや連符指定を拡張しました。

改良は以上になります。

新しいファームウェアは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。

ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6A ベータ版 zip

ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6A ベータ版 bin

ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6A ベータ版 zip

ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6A ベータ版 bin

zip版とbin版の各アップデート方法については、以下のページをご覧ください。
bin形式インストール方法について