このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.8.5Gベータ版から次の改良を行いました。
1.デュアルカーソルモードの改良
カーソルをメインとサブの2つに分離して文書中の2箇所を移動しながら閲覧できる「デュアルカーソルモード」に新しい操作を追加しました。
次のように操作すると、メインカーソルとサブカーソルを入れ替えることができます。
(1)メインカーソルを操作している状態でコマンドキー+レ,コマンドキー+レ下がりを続けて押すと、メインカーソルとサブカーソルの位置を入れ換えて、サブカーソルをアクティブにします。
(2)サブカーソルを操作している状態でコマンドキー+レ下がり,コマンドキー+レを続けて押すと、サブカーソルとメインカーソルの位置を入れ換えて、メインカーソルをアクティブにします。
これらの操作は以下のウィンドウで利用可能です。
・点字編集ウィンドウ
・点字編集ウィンドウのリストの編集
・点字図書閲覧ウィンドウ
・テキストデイジー閲覧ウィンドウ
・マルチメディアデイジー閲覧ウィンドウ
・テキスト編集ウィンドウ(読取り専用)
2.プルダウンブロック機能の改良(ワイドモデル)
文書内を範囲選択してから次の方向キーの操作をすると、選択範囲をプルダウンブロックに設定して折りたためるようにしました。
左側方向キーの上キー+右側方向キーの下キーの組み合わせ
この操作は以下のウィンドウで利用可能です。
・点字編集ウィンドウ
・点字図書閲覧ウィンドウ
3.メモミュージック 点字楽譜読み取り機能の改良
〔A〕次のような記法に対応しました。
(1)楽譜中のレ下がり括弧で囲まれた日本語やアルファベットは読み飛ばします。
(2)楽譜中の3,4,5の点と3の点のマスで囲まれたアルファベットは読み飛ばします。
(3)次のように下がり数字2つを波線で繋いで、繰り返す範囲の最初と最後の小節番号を指定する記法に対応しました。
(例)⠼⠂⠤⠤⠼⠲=第1小節から第4小節を繰り返す。
(4)4分音符と8分音符を1拍内で演奏するような3連符の記法に対応しました。
(例)⠆⠆⠧⠐⠋⠫⠋⠀⠨⠫⠋⠱⠙⠈⠉⠹⠙⠺⠊⠈⠉⠀⠎⠧⠪⠚⠆⠹⠐⠛⠈⠉⠀⠿⠈⠉⠀⠟⠣⠅
(5)部分け内で長さを合わせるために使用される点字の仮想休符の記号に対応しました。
⠐⠍⠀⠐⠥⠀⠐⠧⠀⠐⠭
〔B〕点字文書の書式設定で「点字の種類」を「下付き8点」にしている場合、次の操作で前後の8の点があるマスにジャンプできるようにしました。
次の操作は、8の点を付けたマスを探したい時に便利です。
コントロール+オルト+左矢印キー = 前の8の点があるマスに移動します。
コントロール+オルト+右矢印キー = 次の8の点があるマスに移動します。
改良は以上になります。
新しいファームウェアは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6 ベータ版 zip
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6 ベータ版 bin
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6 ベータ版 zip
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6 ベータ版 bin
zip版とbin版の各アップデート方法については、以下のページをご覧ください。