お客様からファームウェアインストールを正常に完了できないとの問い合わせが寄せられています。
この原因の一つとして、お客様が使用するPC環境でのセキュリティソフトの影響が懸念されます。
社内でも、インストール用ZIPファイルの展開後に必要なファイルがセキュリティソフトにより自動削除される現象が発生しており、お客様の環境でも同種の問題が発生している可能性があります。
この問題の対策として、BMスマートシリーズのファームウェアバージョンアップ機能を拡張し、新たなインストール用ファイルの提供を開始します。
(従来のインストール手順)
(1)インストールパッケージ(ZIP形式)をケージーエスHPからダウンロードする。
(2)PC上でZIPデータを展開し、Programsフォルダを取り出す。
(3)ProgramフォルダをSDカードまたはUSBメモリーにコピーし、BMスマートシリーズ端末に接続する。
(4)BMスマートシリーズ端末上で、「ファームウェアのバージョンアップ」コマンドを実行する。
(追加するインストール方法)
(1)以下のBMスマートシリーズ用プログラムファイルをケージーエスHPからダウンロードする。
BMSair〈バージョン〉.programs.bin (BMスマートAir用)
BMSmart〈バージョン〉.programs.bin (BMスマート用)
(2)このファイルをSDカードまたはUSBメモリーにコピーし、BMスマートシリーズ端末に接続する。
(3)BMスマートシリーズ端末上で、「ファームウェアのバージョンアップ」コマンドを実行する。
・BMスマートシリーズ用プログラムファイルは、Programsフォルダの内容をWinCEのデータ圧縮機能で圧縮した専用形式のファイルで、ファームウェアのバージョンアップコマンドの中で展開されます。
・記憶メディア内に複数バージョンのプログラムファイルがある場合は、最新のものが利用されます。
・記憶メディア内にプログラムファイルと従来のプログラムフォルダの両方がある場合もバージョンを比較してより新しいものがインストールされます。
(プログラムファイルとプログラムフォルダに同一バージョンのファームウェアがある場合は、プログラムファイルが優先されます。)
ただし、プログラムファイルは端末起動時のインストールには使用できません。
この機能は、ファームウェア Ver2.8.4E 以降の端末で利用できます。
以上