お知らせ

BMスマートファームウェア Ver2.8.4B ベータ版をリリースしました

このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.8.4Aベータ版から次の改良を行いました。

1.サブディスプレイ接続機能の修正

(1)各プログラムの「サブディスプレイに接続」コマンドの名称を「サブディスプレイ表示」に変更しました。

(2)点字図書閲覧プログラムでサブディスプレイ表示機能を使用した時、表示が乱れる場合があった問題を修正しました。

(3)サブディスプレイの接続中は本機がスリープモードに入らないようにしました。

 スリープさせたい場合は、先にサブディスプレイ表示をオフにするか、ブルートゥース接続を切断してください。

 サブディスプレイ側を先にスリープするとブルートゥースも切断されるので、続けて本機をスリープすることができます。

2.デュアル点字ディスプレイモードの追加

デュアル点字ディスプレイモードは、本機ともう一台の点字ディスプレイ(サブディスプレイ)を組み合わせてPCの操作に利用できる機能です。

本機をUSBポートでPCと接続し、サブディスプレイはブルートゥースで本機と接続します。

例えば16マスモデルのBMスマートに点字ディスプレイ NextTouch40を接続すると、BMスマートの操作キーとNextTouch40の表示マス数を利用してPCを操作することができます。

また、点字を主にどちらの手で読むかに合わせて、2台の端末の配置を変更することができます。

この機能は、各プログラムのサブディスプレイ表示機能と併用可能です。

(ただしBN46D互換モードでの点字ディスプレイ接続には対応していません。)

この機能を利用するには、次のように操作します。

(1)簡単操作設定で、「C16 サブディスプレイ接続機能」を利用可能に設定します。

(2)次のコマンドを実行します。

 メインメニュー → 接続 → デュアル点字ディスプレイモード

するとサブディスプレイを接続する通信ポートの選択ダイアログが表示され、ブルートゥースポートを選択すると機器選択に進みます。

(3)本機とサブディスプレイが接続できたら、本機とPCをUSBケーブルで接続し、点字ディスプレイ機能を開始します。

 デュアル点字ディスプレイモードではPC上のソフトウェアから利用可能な点字ディスプレイのマス数が変わるため、必ず先に本機とサブディスプレイの接続を行ってください。

 本機の全般設定には次の設定項目が追加されています。

 (全般設定)

 デュアル点字ディスプレイモード 

 (選択肢)

 ・メインディスプレイとサブディスプレイに同じ内容を表示

 ・連結表示 サブディスプレイ プラス メインディスプレイ(BMユーティリティ専用)

 ・連結表示 メインディスプレイ プラス サブディスプレイ(BMユーティリティ専用)

 ・メインディスプレイとサブディスプレイに同じ内容を表示

  両方の点字ディスプレイに同じ内容を表示します。

  PC上のスクリーンリーダーやアプリケーションとの接続時には、長い方の点字マス数が報告されます。

  短い方の点字ディスプレイには、表示内容の先頭部分のみが表示されます。

  どちらの端末の表示の送りキー、表示の戻しキーでも点字ディスプレイをスクロールすることができます。

 ・連結表示 サブディスプレイ プラス メインディスプレイ(BMユーティリティ専用)

 ・連結表示 メインディスプレイ プラス サブディスプレイ(BMユーティリティ専用)

  連結表示は、2台の点字ディスプレイを繋いで、より長い点字表示を可能にします。

  例えば、16マスのBMスマートに点字ディスプレイ NextTouch40を連結すると、56マスの点字表示が可能になります。

  どちらの点字ディスプレイに前側の内容を表示するかを上の選択肢で選択できます。

 【重要】多くのスクリーンリーダーやアプリケーションでは、実際の製品の点字マス数のみに対応しているため、連結表示を選択すると点字ディスプレイの接続に失敗してしまいます。

  この機能は本機付属のユーティリティソフトと接続してご利用ください。

〔サブディスプレイ表示機能との併用について〕

 デュアル点字ディスプレイモードとサブディスプレイ表示機能は併用することができます。

 この場合、どちらの機能を先に設定しても構いません。

 デュアル点字ディスプレイモードが有効になっているかどうかは、メニュー内のコマンド項目のチェックマークでご確認ください。

 デュアル点字ディスプレイモードでは、どちらの端末でも点字ディスプレイモードとPDAモードを切り替えながら操作することができます(PDAモードがある機種の場合)・

 例えばメインディスプレイをPDAモードに変更しても、サブディスプレイはそのままPCの点字ディスプレイとして操作できます。

 しかし、メインディスプレイ内でサブディスプレイ表示が選択されている場合は、メインディスプレイをPDAモードに変更するとサブディスプレイ側も対象ウィンドウのサブディスプレイ表示に切り変わります。

以上です。