このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.6.1 ベータ版から、以下の変更を行っています。
1.点字編集ウィンドウの拡張編集機能に「アンカー登録コマンド」を追加しました。
メニュー → 拡張編集機能 → アンカー登録(ショートカット:コントロール+セレクト+M)
文書の中の場所(カーソル位置、または選択範囲)を、ワイドモデルで最大26件、16マスモデルで最大16件まで登録しておくことができます。
このコマンドの使い方については、別文書「アンカー登録機能について」を参照してください。
2.点字編集ウィンドウの拡張編集機能に「各種リンクの追加」コマンドを追加しました。
メニュー → 拡張編集機能 → 各種リンクの追加(ショートカット:コントロール+セレクト+K)
リンクを設定したい範囲を選択してこのコマンドを実行すると、「各種リンクの追加」ウィンドウが開きます。
このウィンドウには、次のボタンがあり、それぞれ対応するコマンドを実行できます。
[アンカーへ(A)] [見出し・ブックマークへ(S)] [コメント・下線フレーズへ(C)] [サブフィールドへ(F)]
上記の「アンカーへ」ボタンを押すと、場所を登録済みのアンカーを選択してリンクを作成できます。
3.点字編集ウィンドウとテキスト編集ウィンドウに「各種一覧」コマンドを追加しました。
- 点字編集メニュー → データ → 各種一覧(ショートカット:コントロール+セレクト+L)
- テキスト編集メニュー → 移動 → 各種一覧(ショートカット:コントロール+セレクト+L)
これらのコマンドでは、編集ウィンドウ内の各種の一覧表示コマンドを選択して実行できます。
このコマンドの使い方については、別文書「各種一覧コマンドについて」を参照してください。
なお、これらのコマンドは、簡単操作設定の次の項目を利用可能にしてご利用ください。
「D15 編集ウィンドウの各種一覧コマンド」
4.点字編集ウィンドウとテキスト編集ウィンドウの標準のショートカットの内の一部を、ユーザーショートカット機能で別のコマンドに割り当てられるようにしました。
変更できるショートカット操作は、メニュー項目の中に括弧付きで表示されます。
これらのショートカットを別のコマンドのユーザーショートカットに割り当てると、元のコマンドのショートカットとしては働かなくなります。
そして、他のコマンドで使われなくなると、自動的に元のコマンドのショートカットに戻ります。
5.点字とテキストの相互変換機能で、UEBの縮約表現に対応しました。
各点訳、テキスト変換の設定シートに、「UEBモードの項目を追加しました。
この項目は、標準でオンになっています。
この項目と、「二級点字の使用」が共にオンの場合、変換でUEBの縮約表現が利用されます
また、半角文字直接入力モードの2級点字入力(スペースキー+2,3の点)で、UEB縮約表現を使用するように修正しました。
旧米国点字の2級点字を使用するには、スペースキー+2,5の点を押してください。
6.範囲内のコメント・リンク一覧表示機能の修正。
(1)点字編集ウィンドウで拡張編集機能を利用している場合の以下の操作で、範囲内にコメントやリンクがない場合にメッセージを表示するように修正しました。
- 範囲選択せずに、コントロールキー+スペースキー → 行内のコメント・リンク一覧を表示する。
- 範囲選択して、コントロールキー+スペースキー → 範囲内のコメント・リンク一覧を表示する。
- 見出し行でコントロールキー+エンターキー+スペースキー → セクション内のコメント・名前付き下線フレーズ・リンク一覧を表示する。
- 見出し行外でコントロールキー+エンターキー+スペースキー → データページ内のコメント・名前付き下線フレーズ・リンク一覧を表示する。