ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
弊社 坂本 貢によるBMスマート/Airシリーズを使っていく時に、最低限知っておいて欲しい事をお伝えするコラム4回目です。
今月は、「点字図書閲覧」について紹介します。
1 初めに
点字図書閲覧プログラムは、サピエ図書館などでダウンロードした点字図書や、日本点字図書館の点字データダウンロードサービスでダウンロードした図書を読むためのプログラムです。このプログラムに読み込んだ点字図書データは、編集はできず、読む専用のモードで開きます。ダウンロードした元のデータは変更されません。また、複数に分冊された本であっても、あたかも1冊で在るかのように表示します。
2 準備
- サピエ図書館などから本をダウンロードして、データを解凍してください。
- データをフォルダごと、SDカードやUSBメモリーにコピーしてください。
3 データの開き方
- データをコピーした記憶メディアを、本機に接続します。
- メディアの検出ウィンドウ内にある、[点字図書を開く]ボタンを押します。
- 「点字図書一覧」ウィンドウが表示されますので、そこから目的のデータを選択してください。
4 点字図書閲覧ウィンドウでの操作
点字図書データを開くと、初めに、「表示方法の選択」ウィンドウが表示されます。
行の表示の仕方を以下の選択肢から選んで、エンターキーを押してください。
- 一段落を一行で表示する
- 点字印刷のレイアウトで表示する
- 段落でない行は結合して表示する(BSE形式データ用)
すると、図書タイトル名のウィンドウが開き、図書の内容が表示されます。
ここでは、移動コマンドで良く使う物を紹介します。
- 上矢印キー(コマンドキー+1の点): 前の行に移動します。
- 下矢印キー(コマンドキー+4の点): 次の行に移動します。
- 左矢印キー(コマンドキー+3の点): 行内の前の文(2マス空け区切り)に移動します。
- 右矢印キー(コマンドキー+6の点): 行内の次の文(2マス空け区切り)に移動します。
- ページアップキー(コマンドキー+2,3の点): レイアウト表示の時、前のページに移動します。段落表示の時は、10行分移動します。
- ページダウンキー(コマンドキー+5,6の点): レイアウト表示の時、次のページに移動します。段落表示の時は、10行分移動します。
- コントロール+ページアップキー(コマンドキー+2,3の点): 前の改ページ位置に移動します。
- コントロール+ページダウンキー(コマンドキー+5,6の点): 次の改ページ位置に移動します。
- コマンドキー+1,2,4,6の点: 前の分冊に移動します。
- コマンドキー+1,3,4,5の点: 次の分冊に移動します。
- コントロール+ホームキー(コマンドキー+1,2,3の点): 図書データの先頭に移動します。
- コントロール+エンドキー(コマンドキー+4,5,6の点): 図書データの末尾に移動します。
- コマンドキー+1,4の点: 行の内容を音声で読み上げます。
- エンターキー、またはコマンドキー+1から6の点: カーソルを移動しながら、文書を読み上げます。
- コマンドキー+1,5,6の点: 今のカーソル位置を音声と点字で通知します。
5 キーワードの検索
キーワードを検索するには、次のように操作します。
- コントロール+F: 検索キーワードを指定して、検索を開始します。
- コマンドキー+3,5,6の点: 文書の後ろ方向に向かって検索します。
- コマンドキー+2,3,6の点: 文書の前方向に向かって検索します。
- コマンドキー+1,3,6の点: カーソルがどこであっても文書の先頭から検索します。
6 終わりに
点字図書閲覧について詳しくは、ユーザーズガイドの以下の場所をご覧ください。
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