お知らせ

BMスマートファームウェア Ver2.5.2D ベータ版をリリースしました。

2022.09.12

このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.5.2C ベータ版から、以下の変更を行っています。

1.点字文書内のリンク機能の改良

(1)文書内の任意の場所へのリンクを設定できる機能を追加しました。

次のように操作してください。

  • リンク先にしたい場所にコメントを付けます。
    メニュー → 拡張編集機能 → コメントとリンク → コメントの挿入
    このコマンドのショートカットは、コントロールキー+セレクトキー+Eです。
  • 次にリンク元にしたい範囲を選択して、「コメント位置へのリンクを追加」コマンドを実行します。
    メニュー → 拡張編集機能 → コメントとリンク → コメント位置へのリンクを追加
  • するとリンク先の入力欄が表示されるので、リンク先に指定したいコメントの一部を入力してエンターキーを押します。
    すると指定したキーワードを含むコメントの一覧が表示されるので、目的のコメントを選択します。
    そのままエンターキーを押すと、全てのコメントが一覧表示されます。

(この操作は、後述の下線フレーズに名前を指定したものを利用して行うこともできます。)

(2)本文上のリンクが設定された範囲をダブルクリックするとリンク先に移動できるようにしました。

ダブルクリックするには、0.5秒以内に同じマスを2回続けてクリックしてください。

(3)直前のリンクによる移動のリンク元に戻る操作を追加しました。

コントロールキー+バックスペースキーの操作で、最大5回まで戻ることができます。

(4)現在のフィールド内のリンクを一覧表示できます。

メニュー → 拡張編集機能 → コメントとリンク → リンク一覧

(5)行頭のリンクマークをコントロールキー+タッチカーソルキーでクリックした場合は、「この行のコメントとリンク」ウィンドウを開いて、リンクの削除などの操作ができるようにしました。

2.点字編集の「下線フレーズ」機能

下線フレーズ機能は、本文の大切な所に下線を引く要領で、マークしておける機能です。

  1. 下線フレーズを登録するには、次のように操作します。
    • 登録したい範囲を選択して、次のコマンドを実行します。
      メニュー → 拡張編集機能 → 下線フレーズ → 下線フレーズの登録
      このコマンドのショートカットは、コントロールキー+セレクトキー+Uです。
    • すると、この下線フレーズに付ける名前の点字入力欄が開きます。
      名前を付けたい場合は、名前を入力してエンターキーを押します。
      名前を付けない場合は、そのままエンターキーを押します。
  2. 下線フレーズに登録した内容を参照するには、次のコマンドを実行します。
    メニュー → 拡張編集機能 → 下線フレーズ → 下線フレーズ一覧
    このコマンドのショートカットは、コントロールキー+Uです。
    すると、文書内の下線フレーズの一覧が表示されます。
    このウィンドウは、次のように操作します。
    • エンターキー:本文上の下線フレーズの場所に移動します。
    • スペースキー:下線フレーズの名前を再編集します。
    • デリートキー:下線フレーズの登録を削除します。
    • エスケープキー:一覧表示を終了して、元の編集状態に戻ります。
  3. 名前や範囲内に特定の言葉を含む下線フレーズを絞り込み表示できます。
    • まず、次のコマンドを実行します。
      メニュー → 拡張編集機能 → 下線フレーズ → 下線フレーズの登録
    • すると、この下線フレーズに付ける名前の点字入力欄が開きますので、キーワードを入力してコントロールキー+エンターキーを押します。
      すると、キーワードを含む下線フレーズの一覧が表示されます。
    • 別のキーワードを探すには、スペースキーを押して新しいキーワードを入力してください。
      また、全ての下線フレーズを表示するには、キーワードの入力欄を空にしてエンターキーを押してください。
  4. 次のコマンドで、前後の下線フレーズにも移動できます。
    • 次のコメントまたはリンクへ:オルトキー+コマンドキー+1,2,3,5,6の点
    • 前のコメントまたはリンクへ:オルトキー+コマンドキー+2,3,4,5,6の点

3.その他の修正点

(1)プルダウンマークをクリックして展開する時にセレクトキーを押していると、展開した範囲を選択状態にするようにしました。

続けて、セレクトキー+矢印キーの操作で選択範囲を調整し、再度プルダウンブロックに設定することで、プルダウンブロックの範囲を変更できます。

(2)拡張編集コマンドで開く各一覧ウィンドウで、それぞれの項目の本文上の位置を確認できるようになりました。

目的の項目で、コマンドキー+1,5,6の点キーを押してください。

(3)点字編集のコメントを絞り込み表示する方法を用意しました。

コメントの挿入コマンド(ショートカット:コントロールキー+セレクトキー+E)を実行してキーワードを入力し、コントロールキー+エンターキーを押してください。

(4)点字ブロック登録ファイルはBMT形式で保存する必要があるため、拡張編集を行っていても、ファイル保存時に拡張子を変更しないようにしました。