このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.5.2 ベータ版から、以下の変更を行っています。
1.クイックメモの改良
(1)クイックフォルダの表示順序
文書一覧の表示順序が標準の「使用順」になっている時、クイックフォルダも最近開いた順番で表示するように修正しました。
文書一覧でクイックフォルダを選択すると、次回表示時にそのフォルダが一覧の先頭に表示されます。
(2)ピックアッフコメント機能
クイックメモの中でもピックアップコメントによりフォルダ間の移動ができる機能を追加しました。
クイックメモメニューに以下のコマンドを追加しました。
- ピックアップコメント(サブメニュー)
- 表示中のフォルダにピックアップコメントを付ける コントロールキー+M
- 選択中の要素にピックアップコメントを付ける コントロールキー+I
- ピックアップコメントで点字文書を開く コントロールキー+O
- クイックメモのピックアップコメント一覧 コントロールキー+L
これらのコマンドの動作は、対象のファイルやフォルダがBMT形式の点字文書とクイックフォルダに限られる他は、フォルダウィンドウのピックアップコメント機能と同じです。
これらのコマンドは、簡単操作設定の項目「C8 クイックフォルダ」により有効/無効を切り替えられます。
また、ピックアップコメントに短縮名を指定すると、ピックアップコメント一覧コマンドの先頭行に一覧表示されます。
ピックアップコメント機能については、ユーザーズガイドの以下の項を参照してください。
2.2.1 ファイルを選択するための操作
(E)ピックアップコメント機能
2.ランダム読書機能の追加
点字編集ウィンドウと点字図書閲覧プログラムに「ランダム読書」コマンドを追加しました。
- 点字編集メニュー → データ → ランダム読書
- 点字図書閲覧メニュー → 移動 → ランダム読書
これらのコマンドを実行すると、今表示している文書の内容が選択した単位でランダム順に表示されます。
これらのコマンドを実行すると、まず次の選択ボックスが表示されます。
ランダム読書の表示方法の選択:
- 段落単位でランダム表示
- セクション単位でランダム表示
- ブックマーク行をランダム表示
- データページをランダム表示
目的の選択肢を選んでエンターキーを押すと、ランダム読書のウィンドウが開きます。
(1)段落単位でランダム表示
行頭が2マス空けされた見出し行以外の行をランダムに表示します。
前後の段落に移動するには、上下矢印キーを押します。
(2)セクション単位でランダム表示
見出し行から次の見出し行の間を一単位としてランダムに表示します。
前後のセクションに移動するには、次のように操作します。
- 次のセクションへ移動 コマンドキー+3,4,5,6の点
- 前のセクションへ移動 コマンドキー+1,2,3,6の点
(3)ブックマーク行をランダム表示
ブックマークを付けた行をランダムに表示します。
前後の行に移動するには、上下矢印キーを押します。
(4)データページをランダム表示
改ページから次の改ページまでを一単位としてランダムに表示します。
前後のデータページに移動するには、次のように操作します。
- 次のデータページへ移動 コントロールキー+コマンドキー+5,6の点
- 前のデータページへ移動 コントロールキー+コマンドキー+2,3の点
3.行の一覧表示コマンドの改良
(1)点字編集ウィンドウの次の一覧表示コマンド内で現在位置の表示(コマンドキー+1,5,6の点)を実行した場合、対応する行の本文中の位置を表示するように修正しました。
- 見出し行一覧
- ブックマーク行一覧
- 字下げ行一覧
- キーワードが見つかった行の一覧
(2)点字図書閲覧プログラムの次の一覧表示コマンド内で現在位置の表示(コマンドキー+1,5,6の点)を実行した場合、対応する行の本文中の位置を表示するように修正しました。
- 見出し行一覧
- ブックマーク行一覧
- 字下げ行一覧
- ページ行一覧
- キーワードが見つかった行の一覧
- この行の脚注一覧
4.ホビー機能 ヒット&ブローの改良
ホビー機能のゲーム ヒット&ブローにランキングの記録機能を追加しました。
- 3桁の場合は1分以内、4桁の場合は2分以内に正解するとランキングの対象になります。
第10位までに入ると、正解した時に、第何位に入賞したかが表示されます。 - これまでのランキングを確認するには、オルトキー+Rを押します。
すると、第10位までの順位と時間、回数、正解、日付と時刻が表示されます。 - ランキングをクリアするには、タブキーで移動して[クリア]ボタンを押します。
すると、確認の上これまでの記録を消去します。
4件以上の記録がある場合は、上位3位までの記録を残してクリアされます。
2件以上の記録がある場合は、第1位の記録を残してクリアされます。
記録が1件の場合は全てクリアされます。