ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う！」』
弊社 坂本 貢によるBMスマート/Airシリーズを使っていく時に、最低限知っておいて欲しい事をお伝えするコラム２回目です。
今月は、一覧の操作方法について紹介します。
1 一覧機能とは
BMSに入っている文書やデータを、様々な形で一覧する機能があります。
一覧の種類は大きく分けると4タイプあり、この一覧を適切に使いこなす事で、目的の文書やデータを早く見つけられます。
2 一覧の種類
- ファイル一覧
BMSに入っているファイルやフォルダを一覧します。
この一覧は、以下のような時に開きます。- メインウィンドーのファイルメニューから「開く」を実行。またはショートカットのコントロールキー、ウィンキー、O（1,3,5の点）。
BMSに入っているすべてのファイルとフォルダを一覧します。 - テキスト編集、点字編集、点字印刷を起動して「ファイル一覧を表示」を選択。
それぞれのプログラムに関連付けられたファイルを一覧します。 - デイジー再生、オーディオ再生、メディア再生を起動して、ファイルメニューの「このリストに無いファイルを開く」を選択。
それぞれのプログラムに関連付けられたファイルを一覧します。
- メインウィンドーのファイルメニューから「開く」を実行。またはショートカットのコントロールキー、ウィンキー、O（1,3,5の点）。
- 履歴一覧
最近使ったファイルの一覧を表示します。保存場所に関わらずに、新しい順番に表示します。
この一覧は、以下のような時に開きます。- メインウィンドーのファイルメニューから「最近使ったファイル」を実行。またはショートカットのコントロールキー、ウィンキー、R（1,2,3,5の点）。
- テキスト編集、点字編集、点字印刷を起動して「履歴一覧を表示」を選択。
それぞれのプログラムに関連付けられたファイルを一覧します。
- データ一覧
履歴一覧と似ていますが、デイジー再生、オーディオ再生、メディア再生プログラムを起動したときに最初に出る一覧です。 - クイックメモの点字文書一覧
これも履歴一覧と似ていますが、クイックメモプログラムで取り扱う点字文書の一覧です。クイックメモで扱えるのは、マイドキュメントフォルダに保存されているブレイルメモ形式の点字文書です。他の場所や、マイドキュメントの中にあるサブフォルダに保存された文書は、一覧には出てきません。
3 一覧でできる事
一覧では、ファイルやフォルダを選び、選んだ物をコピー、切り取り、貼り付け、削除などができます。
また、履歴一覧とデータ一覧では、記憶メディアの中にあるアプリフォルダの間でファイルやデータを移動する事ができます。
4 操作方法
- ファイル一覧
ファイルをコピーするには、コピーしたいファイルを選び、オルトキーを押してメニューを出し、編集メニューからコピーを選びます。または、コントロールキーとC(1,4の点)でも同じ事ができます。
ファイルを切り取るには、切り取りたいファイルを選び、オルトキーを押してメニューを出し、編集メニューから切り取りを選びます。または、コントロールキーとX(1,3,4,6の点)でも同じ事ができます。
コピー、または切り取りしたファイルを貼り付けるには、オルトキーを押してメニューを出し、編集メニューから貼り付けを選びます。またはコントロールキーとV(1,2,3,6の点)でも同じ操作ができます。 - 履歴一覧
ファイルやデータをコピーするには、コピーしたいファイルやデータを選び、オルトキーを押してメニューを出し、履歴一覧メニューから「このデータをコピーする」を選びます。または、一覧のリストでコントロールキーとC(1,4の点)でも同じ事ができます。
コピー先として、「内蔵SDのマイドキュメントフォルダ」「前面SDのアプリフォルダ」「クリップボードにコピー対象として登録する」の選択肢を上下矢印キーで選びエンターキーを押すとコピーが始まります。
ファイルやデータを移動するには、移動したいファイルやデータを選び、オルトキーを押してメニューを出し、履歴一覧メニューから「このデータを移動する」を選びます。または、一覧のリストでコントロールキーとX(1,3,4,6の点)でも同じ事ができます。
移動先として、「内蔵SDのマイドキュメントフォルダ」「前面SDのアプリフォルダ」「クリップボードにコピー対象として登録する」の選択肢を上下矢印キーで選びエンターキーを押すと移動が始まります。 - データ一覧
データをコピーするには、コピーしたいデータを選び、オルトキーを押して、点字図書/デイジー/オーディオ/メディアデータ選択メニューの「ファイル」サブメニューから「このデータをコピーする」を選びます。または、コントロールキーとC(1,4の点)でも同じ事ができます。
コピー先として、「内蔵SDのマイドキュメントフォルダ」「前面SDのアプリフォルダ」「クリップボードにコピー対象として登録する」の選択肢を上下矢印キーで選びエンターキーを押すとコピーが始まります。なお、選択しているデータが存在する場所は、コピー先の選択肢には表示されません。
データを移動するには、移動したいデータを選び、オルトキーを押して、点字図書/デイジー/オーディオ/メディアデータ選択メニューの「ファイル」サブメニューから「このデータを移動する」を選びます。または、コントロールキーとX(1,3,4,6の点)でも同じ事ができます。
移動先として、「内蔵SDのマイドキュメントフォルダ」「前面SDのアプリフォルダ」「クリップボードにコピー対象として登録する」の選択肢を上下矢印キーで選びエンターキーを押すと移動が始まります。なお、選択しているデータが存在する場所は、移動先の選択肢には表示されません。
5 終わりに
一覧を使ったファイルの選択について詳しくは、ユーザーズガイドの以下の部分をご覧ください。
2.2 ファイルの選択
ブレイルメモスマートAir16/32は、仕事に勉強にそして生活にと、いつでもどこでも点字と音声を利用した快適なモバイル環境を実現するパワフルな次世代型点字ディスプレイです。
4月1日より、すべての製品が非課税になりました。
