ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
今回のコラムは、弊社 坂本 貢による点字ディスプレイ「ブレイルメモスマートシリーズ」(以下:スマートシリーズ)と「ブレイルメモスマートAirシリーズ」(以下:Airシリーズ)に対応した電子点字辞書の操作テクニックをご紹介いたします。
尚、ブレイルメモスマートに対応した電子点字辞書は「Smart-dic」、ブレイルメモスマートAirシリーズに対応した電子点字辞書が「Air-dic」です。
1. 初めに
今月から、スマートシリーズとAirシリーズを使うとき、便利な機能などをお伝えするコラムを書いていこうと思います。
先日Airシリーズ用の電子点字辞書である、「Air-dic」が発売されました。そこで、改めて電子点字辞書の検索について少し書いてみようと思います。
この文書は、以前Facebookに書いたものに加筆修正をしています。
2. 検索を始める
- スマートシリーズはSmart-dic、AirシリーズにはAir-dicの辞書パッケージのSDカードを挿入してください。
- メインウィンドウから「スマートコータクン」または「エアコータクン」を起動します。
またはグローバルショートカットのウィンキーとK(1-3の点)でも起動できます。 - 「ジュニア英和:」または「カタカナ語:」と表示されます。
場合によっては、他の辞書の名前が表示されるかもしれません。
これは検索対象としている辞書の名前です。
ジュニア英和ならば英語を、カタカナ語ならばカタカナの言葉を入れてエンターキーを押します。
3. 辞書検索結果を閲覧する
検索結果の表示状態では以下のコマンドが使えます。
- 4の点: 最も大きな区分で次に移動。(主に品詞など)
- 1の点:最も大きな区分で前に移動。(主に品詞など)
- 5の点: 二つ目の大きな区分で次に移動(番号など)
- 2の点: 二つ目の大きな区分で前に移動(番号など)
- 6の点: すべての区分で次に移動。
- 3の点: すべての区分で前に移動
- 56の点: 次の成句へ
- 23の点: 前の成句へ
- 123の点: 内容の先頭に移動
- 456の点: 内容の最後に移動
- スペース: 複数ある検索結果の次に移動
- バックスペース: スマートコータクンでは複数ある検索結果の前に移動
- 上カーソル: 前の見出し語へ
- 下カーソル: 次の見出し語へ
- タブキー: 単語入力状態に戻る
- オルトキー: 単語入力状態、検索結果の表示状態どちらでもメニューを表示。
4. 今までの2級英語点字(EBAE)と統一英語点字(UEB)での表示の切り替え
英和辞典、和英辞典で検索結果表示状態でU(1-3-6の点)を押すことで表示を切り替えることができます。
5. 検索対象とする辞書の切り替え
単語入力状態でタッチカーソルの左端、または2番目を押します。
エアコータクンでは、タッチカーソルの3番目を押すと現在検索対象の辞書がどの辞書であっても、ジュニア英和辞典に切り替わります。
ブレイルメモスマートAir16/32は、仕事に勉強にそして生活にと、いつでもどこでも点字と音声を利用した快適なモバイル環境を実現するコンパクトでクールな次世代型点字ディスプレイです。