新村 友紀 様
使用機器:ブレイルメモスマート16、ブレイルメモポケット
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
今回は、ブレイルメモを使って執筆活動をされている新村様にお話をお伺いしました。
新村様は、詩や小説を書いて投稿サイトに投稿をしていらっしゃいます。
本コラムの最後には、新村様の作品も掲載いたしますので、是非、お読みいただければと思います。
それでは、どうぞお楽しみください。
読書が便利になりました。
私は先天性の全盲なので、幼いころから点字を使用しています。
ブレイルメモポケットを購入したのは10年ほど前。知人に教えてもらったことがきっかけです。
読書が好きでいろんなジャンルの本を点字で読むのですが、ブレイルメモポケットを購入する前は、図書館から冊数の多いぶ厚い点字本を借りるのがとても大変でした。
ブレイルメモポケットがあれば、パソコンからダウンロードして本が読めることがとても便利に感じて、購入を決めました。
最近はデイジー図書も増えてきましたが、私は、指で確認しながら自分のペースで読める点字図書が好きです。
その後、3年ほど前にブレイルメモスマート16も購入しました。SDカードやUSBメモリを使って図書がダウンロードできるので、ますます手軽に読書が楽しめるようになりました。
自分の機械に保存して読めるので、気に入ったお話を好きな時に読み返すこともできるし、保管場所を気にしなくてもたくさんの本を保存しておけます。
また、昔から詩やお話を書くことが好きなので、メモ機能を使ってたくさんの作品を書き溜めています。
思いついたときにサッと書けて、編集も簡単にできるところが、とても気に入っています。
思いついたときに、いろんな作品を書いています。
小説やエッセイの下書きをするときは、直接パソコンには入力せず、ブレイルメモポケットを使っています。
書くときには、1文字ずつ指で確認した方が、頭の中で整理がしやすいからです。
ブレイルメモポケットは起動が早く、機能もシンプルで使いやすいので、小説を書くときにはこちらを使うことが多いです。
1つの作品をすぐに書き上げてしまうときもあれば、何日もかかるときもあるのですが、コンパクトでどこにでも持ち運べるので、パッと思いついたときにすぐにメモがとれます。
紙の点字も味があって好きなのですが、執筆では何度も編集作業を繰り返すので、ブレイルメモは文字の削除や付け足しなどが簡単にできるのが、やはり便利ですね。
点字で下書きしたものを指で確認しながら、今度はパソコンのWordに打ち込んでいき、投稿サイトにアップします。
現在は、小説「葵ガ岡盲学校中学部は今…!」という作品をサイトに連載しています。
今後は、点字を作ったルイ・ブライユや、石川倉次のことをライトに知ってもらえるような小説、作業所などで働く障碍者の実情をテーマにした小説などを書いてみたいと思っています。
ブレイルメモは、私の世界や好奇心をぐっと広げてくれる、大切な存在です。
大好きな点字で、以前より手軽にたくさんの情報を知ることができるようになりました。
これからも、ブレイルメモを使ってたくさんの小説やエッセイを書いていきたいです。
新村様こと、羽田光夏様は、昨年、第一詩集、「世界と繋がり合えるなら」を出版なさっています。
また、小説投稿サイト「ステキブンゲイ」にて、「葵ガ岡盲学校中学部は今…!」を連載中。こちらは、「第2回ステキブンゲイ大賞」にエントリー中です。
本コラムを読んでご興味を持たれた方は、是非、応援をよろしくお願いいたします。
ブレイルメモスマートAir16/32は、仕事に勉強にそして生活にと、いつでもどこでも点字と音声を利用した快適なモバイル環境を実現するコンパクトでクールな次世代型点字ディスプレイです。