佐藤 佳美 様
使用機器:ブレイルメモスマート16
使用内容:余暇での利用
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
みなさんは日頃、電車の待ち時間や、お昼休みなどの空いた時間をどのように過ごしていますか?
今回のコラムは、そんな余暇でのブレイルメモスマートの活用です。
みなさんも、空いた時間をブレイルメモスマートと共に過ごしてみませんか。
「送りキー」が押しやすい位置にあるので使いやすい
幼い頃から盲学校に通い、点字を教わりました。
点字ディスプレイは、過去にブレイルメモポケットを使用し、現在ではブレイルメモスマート16を使用しています。
ブレイルメモスマート16はブレイルメモポケットと比べると、少し重たいけれど、続きを読むための「送りキー」が押しやすい位置にあり、使いやすいですね。ブレイルメモポケットの送りキーは本体の右上面にあり、点字を読みながら押すことが難しかったのですが、ブレイルメモスマート16(以下、ブレイルメモスマート)では、点字表示部の右隣にあるため、点字を読みながらでも、簡単に押すことができます。
「点字図書閲覧」機能は本当に画期的な機能です。
いつもブレイルメモスマートを読書に利用しています。
特に職場への通勤時には、ブレイルメモスマートを起動し、スリープモードにしてから、通勤に出ています。
仕事用の鞄と一緒にブレイルメモスマートも肩掛けし、鞄から出さなくても、いつでも読書できるようにしています。本が読めるタイミングになったら、すぐ読書に移れるので、電車やバスの待ち時間等の時に、目的地に着くまでに車内でじっくり本を楽しむことができます。
本は、いつもサピエ図書館からパソコンにダウンロードし、SDカードに移して利用しています。
ブレイルメモスマートに追加された「点字図書閲覧」機能はいいですね。この機能のおかげで、普段分冊されている点字図書のデータが一纏まりになり、「1冊読み終わった後にそのデータを閉じて、続きを選んでまた読む」といった動作が不要となるため、ストレスなしで読書を楽しむことができます。「点字図書閲覧」機能は本当に画期的な機能です。
学生の頃は大きな点字の本を持って、学校に通っていましたが、今となっては考えられないですね。
本を何冊も保存しておくこともできるので、今読んでいる本が終わりに近づいてきたら、次に読む本の候補を何冊かSDカードに用意しておくと、いつでも次を読むことができ、とても便利です。紙に印刷した点字の本では、こんなことはできません。
もう紙の点字の本には戻れないですね。
「ゲーム機ってこんな感じなのかな」と思って楽しんでいます。
読書の他にも、「ホビー機能」を使っています。とても楽しいです。
「ホビー機能」はいくつかゲームが収録されていますが、中でも「神経衰弱」が好きですね。
あと、時間がないときは「宝探し」を遊んだりもします。「神経衰弱」も頑張れば、7~8分くらいで終わりますが、「宝探し」は2分ぐらいで終わるので、ちょっと空いた隙間時間に楽しんでいます。他にも「白黒ゲーム」をお昼休みに遊んだりしています。
晴眼の人たちがスマートフォンでゲームを楽しんでいる話を、聴いていて「楽しそうだな」と思っていました。ブレイルメモスマートの「ホビー機能」は、目の見える人がやるゲームとはまた違いますが、「ゲーム機ってこんな感じなのかな」と思って楽しんでいます。