中野区視覚障害者福祉協会 会長 高橋 博行 様
使用機器:ブレイルメモスマート40
使用内容:日常生活での情報管理
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
今回は、前回に続き、中視協会長の高橋博行様のブレイルメモスマートの活用についてお届けします。
まだ「仕事編」をご覧になっていない方は、ぜひコチラもご覧ください。
後編は、「日常生活編」です。どうぞご覧ください。
ブレイルメモスマートで家にあるCDの管理をしています
会議などの「仕事」に、ブレイルメモスマートを利用する他に、プライベートでもおおいに活用しています。
例えば、ブレイルメモスマートで家にあるCDの管理をしています。
まずCDを購入した際、CDケースに手打ちした点字のテープを貼ります。しかしながら、CDも何百枚と持っていますので、自分がどのCDを持っているかはわからなくなります。
ですので、CDの情報をブレイルメモスマートにデータとして入れて管理しております。
自宅にCD用の棚があり、棚に点字テープで番号をつけています。ブレイルメモスマートには、棚のどの番号に、何のCDが入っているかを書いておきます。そうすることで、聴きたいCDを探すときに非常に便利です。
また、CDのタイトル・演奏者・曲目・購入日・購入場所・購入金額も合わせて記入しています。本当は、CDケースに全ての情報を点字シールで貼りたいのですが、CDケースにも貼れる限度があるので、ブレイルメモスマート内の情報と照らし合わせて確認しています。
晴眼の方々が通帳を見るのと同じ感覚で利用できています
また、ブレイルメモスマートで金銭の管理も行っています。
私の利用している銀行では、「テレフォンサービス」というサービスがあり、電話で入出金の記録などを聞くことができます。このサービスを使い、電話で聞いた情報をブレイルメモスマートに書き込んで、記録しています。「いつATMでいくら入金」しただとか、「何日にローンが引き落とされている」などのお金の流れを履歴として記録することで、通帳の記帳のようにしています。私はこれを1週間に1度やっています。
実際に書く際は、電話しながらブレイルメモスマートに入力し、その後微調整を行っています。
点字で情報を残しておくことで、過去に遡って、電気料金や税金の引き落としなどの比較もできるので、晴眼の方々が通帳を見るのと同じ感覚で利用できています。
指先で確認できる点字のほうが、安心感を得ることができる
これらのCDの管理や、金銭の管理は、ブレイルメモスマートを購入する前は、パソコンで管理していました。
パソコンで管理していたころは、入力をフルキーで行い、耳で(音声で)確認していましたが、入力も6点入力の方が楽ですし、情報を確認する際も、指先で確認できる点字のほうが、安心感を得ることができると思います。
ブレイルメモスマート購入後は、持ち運びが簡単にでき、かつ“いつでも”“どこでも”“気軽に”点字入力ができるので、こういった情報は全てパソコンから移行しました。
いまでは、私にとってブレイルメモスマートは生活に欠かせないものになりました。