藤岡 裕之 様
使用機器:ブレイルメモスマート40
使用内容:ワンタッチ設定を利用した日常生活
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
ブレイルメモスマートは約半年に1度のペースで、ファームウエアの更新を行い、便利な機能を追加しています。
今回は、昨年2016年4月に追加された「ワンタッチ設定」を利用して、日常生活の様々なシーンで活用しているお話です。
これを期に、是非みなさんも「ワンタッチ設定」をお試しください。
シーンに合わせた設定を複数登録して、その場その場で切り替えて使用
普段からブレイルメモスマートを様々な用途に利用しています。
その中でも「ワンタッチ設定」(音声のオン/オフや、音声ボリューム、スリープモードへの移行時間など様々な設定を登録し、自分で割り当てたショートカットで呼び出す事ができる機能)を大いに活用しています。
「ワンタッチ設定」ではシーンに合わせた設定を複数登録しておくことができ、その場その場で切り替えて使用することができるので、大変便利です。
例えば、自宅にいるときは、音声ボリュームを大きくする設定や、カラオケに行く際には、音声ボリュームを小さくする設定他、スリープモードに移行する時間を延ばすなどの設定を登録しています。
また、普段の仕事でも「ワンタッチ設定」を利用しています。
職場の治療院では、音声もビープ音も鳴らない、無音で点字表示のみの設定にしています。これは施術を行うお客様への個人情報や守秘義務の遵守のためと、同僚への配慮のために行っています。
「ワンタッチ設定」で点字表示のみの設定にし、「点字編集」アプリで誰がいつ来院し、どのような施術をしたかなどの記録をつけています。「点字編集」に書くことで、後々検索で探すことが楽になります。この記録を元に、パソコンにてカルテを作成しています。
音楽を聴くときも、音楽を聴く専用のワンタッチ設定を利用しています
自宅で「メディア再生」アプリを利用して音楽を聴くときも、音楽を聴く時専用のワンタッチ設定を利用しています。
音楽を聴く時の設定は、メニューなど操作をガイドしてくれるための「スピーチ音量」を小さくし、「音楽再生音量」を大きくして音楽を楽しんでいます。こうすることで、音楽に操作ガイドの音声が邪魔することを防ぐことができます。
音楽を聴く際は、買ってきたCDをパソコンのメディアプレーヤーソフトを使って取り込んでいます。メディアプレーヤーソフトを使うことで、音楽ファイルに題名などの情報が付いた状態でmp3にエンコードされます。そうするとブレイルメモスマートで再生した際に、曲の題名が点字で確認できるので非常に便利です。
パソコンに取り込んだ音楽ファイルフォルダを、SDカード内の「メディアデータ」のアプリフォルダに入れています。そうすることで、ブレイルメモスマート内の「メディア再生」のアプリに、アルバムごとのプレイリストが自動で作成されます。
音楽を聴くことが好きなので、大量のmp3形式の音楽データを持っています。複数枚のSDカードにアーティストごとに音楽データを分けて管理しています。また、これらの音楽をアラームに設定することで、目覚まし時計としても利用しています。
DAISY図書を聴く時は、DAISY再生機も持っていますが、ブレイルメモスマートでもDAISY図書を聞いています。DAISY図書を聴くときも、先ほどの音楽再生の時と同じ「ワンタッチ設定」を利用することで、ボリュームボタンで1段階ずつ音量を上げる必要なく一発で快適な音量でDAISYを楽しめるようにしています。
マルチタスクで利用できることも便利です
「ワンタッチ設定」以外でも、ブレイルメモスマートは、音楽聴きながら、点字毎日などの新聞記事を読むなど、マルチタスクで利用できることも便利です。
新聞記事を寝る前に読むときは「おやすみタイマー」を設定しておくことで、読んでいる最中に寝てしまっても、自動で電源を切ってくれます。また、時間になっても眠くないときは、延長を選択することで、再度おやすみタイマーを利用できます。