県立盲学校 専攻科 保健理療科 2年 田名見 梨捺 様
使用機器:ブレイルメモスマート16
使用内容:盲学校での勉強
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
今回は、前回に続き、県立盲学校の先生と生徒さんに、盲学校でのブレイルメモスマートの活用の様子を取材させていただいた内容をお届けします。
まだ教員編をご覧になっていない方は、ぜひコチラもご覧ください。
今回は「生徒編」、生徒さんがどのように利用しているのか、どうぞご覧ください。
授業の時はいつもブレイルメモスマートでノートを取っています
専攻科に入る前も、県立盲学校の普通科高等部にいました。そのころからブレイルメモスマートは利用しています。
学校の授業の時はいつもブレイルメモスマートでノートを取っています。また、テスト前の復習をするときには、ブレイルメモスマートで録音して、録音したものを聞きながら、内容をまとめたりしています。
基本的には点字編集のアプリケーションを使用して、点字でノートを取っていますが、先生に提出しなければならないときに、テキスト形式で文章を作って、それを提出しています。例えば、国語の授業で「手紙を書く」ということをしました。クラスには墨字を使用する弱視の人もいるので、その人たちにも読めるように、テキスト編集で墨字の手紙を書きました。
書いた文章は外付けのUSBメモリに保存して、USBのまま先生に渡し、墨字で印刷してもらいました。
紙の問題集をたくさん持って帰るのは大変
普通科から専攻科に入るときの受験勉強の時も、ブレイルメモスマートを利用していました。受験勉強では色んな教科を勉強しなければならないのですが、紙の問題集をたくさん持って帰るのは大変なので、問題集のデータを先生からいただいて、それをブレイルメモスマートにいれて問題を読んでいました。
また、「調べたいことが、どの文章ファイルに書いてあるか、わからない」というとき、調べたい単語で全文書検索をすると、直ぐに見つけて開いてくれるので、よく利用しています。授業中、先生に指され、「なんだっけ?」って時にすぐ検索をかけて「これだ!」ってこともよくあるので、便利に利用しています。
ブレイルメモスマートは、常にファームウェアの更新で新しい機能が追加されていくので、「次はどんな機能がつくのかな」と楽しみにしています。