飯島 雄 様
使用機器:ブレイルメモスマート40
使用内容:カラオケ
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
みなさんは、歌は好きですか?カラオケには行かれますか?
お待たせしました。カラオケでのブレイルメモスマートの使用レポートです。
この使い方をされている方は、読書の次に多いのではないでしょうか?
ブレイルメモスマートでいったいどのようにカラオケを楽しんでいるのか。ぜひご覧ください。
ブレイルメモスマート40に歌詞を入れて、歌詞カード代わりに使用しています
私は小さいころから歌うことが大好きで、小学生から中学生まで合唱団に所属して歌っていました。その後も声楽の先生のもとで歌のレッスン等していましたが、最近は主にカラオケで歌っています。
小学校卒業の辺りからだんだんと視力が落ちてきてきました。今では全然見えないわけではありませんが、少し文字を読むことが難しくなっています。なんとか歌詞を読む手段は無いかと悩んでいました。仕事の研修として点字教室へ通わせていただき、2年ほどで点字を習得し、点字ディスプレイ ブレイルメモスマート40に出会いました。会社でもブレイルメモスマート40を導入してもらい、仕事でも活用し、またプライベートでも個人的にブレイルメモスマート40を購入し、歌詞を読むことに活用しています。今ではブレイルメモスマート40を持ってカラオケに行きます。
ブレイルメモスマート40で、歌詞がわからないときに、点字で歌詞を確認しながら歌ったり、歌う前に歌詞の確認をしています。
歌詞のデータはウォークマンなどで曲を聴きながら、自分でブレイルメモスマート40に点字入力しています。歌詞を忘れて困ったときに、直ぐに点字で確認できることが一番便利です。カラオケの画面に出ている文字がわからなくても、手元で確認できます。
実際、歌っているときに歌詞を確認しようとすると、その間もカラオケの曲は止まらずに流れているので、点字を読むスピードが曲のスピードに負けないようにするのが大変ですね。よく歌う唄の場合だと、頭の中に歌詞がある程度入っていますので、全部の歌詞を点字で追うのではなく、うろ覚えの場所だけ確認したりしています。
ブレイルメモスマート40を利用してのカラオケの場合、通常は座りながら歌います。右手でマイクを持って、左手で点字を読みつつ送りなどの操作を行います。カラオケが自分の番に回ってくるまでの待っている間に、間違いやすい歌詞をピンポイントで出しておきます。
点字が読めると本当に楽なんです
最近はひとりカラオケにはまっていますが、健常者の友人や家族とカラオケに行くこともあります。その際にブレイルメモスマート40を持っていくこともあります。その時には大抵「これ何?」って聞かれます。「この機械に歌詞をいれてあるから、点字で歌詞を確認することができるんだよ」と話すと「そうなんだ!」と感心されます。
休日に歌詞起こしをしているので、まだまだ曲数が少ないですが、今後徐々に増やしていきたいです。
ブレイルメモスマート40に出会う前までは、歌詞を丸暗記して歌っていましたが、だんだんと歌詞を覚えることが大変になってきていたので、ブレイルメモスマート40と出会えて良かったです。
中途で視覚に障害を持ってしまうと、なかなか点字に慣れることが難しいですが、見えにくくなってきたからこそ、点字が読めるようになるといいのかなと思います。点字が読めると本当に楽なんです。見えにくい中一生懸命見ようとすると、どうしても疲れてしまうので、便利な物を使って楽していくことも大事なのかなと思います。