株式会社ラビット 土屋 勝義 様
使用機器:点字ラベラーBL-1000
使用内容:教材CDへの点字ラベル 他
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
今回は視覚障害者福祉機器用具販売店としてお馴染み、ラビットさんに取材させていただきました。発売当時より「点字ラベラーBL-1000」をお使いいただいていることは認識していましたが、取材をしてみて「まさかここまでお使いいただいているのか」と正直驚きました。
「点字」は重要なキーワード
株式会社ラビットは1999年創業、視覚障害者のお客様を中心に、日常生活用具などの支援機器の販売を行っています。
「視覚障害者の自立支援」「夢を持った楽しい生活を送っていただく」を経営理念とし、視覚障害者が自立して生活するために、様々な用具を販売させていただいております。
その中の1つとして「点字」は重要なキーワードとなります。
ラビットが取り扱う商品には、音声パソコンや、点字ディスプレイ、デイジープレイヤーなど、初心者には操作が難しい機器もあります。
ラビットでは、それらの機器の使い方を、スタッフが実演形式で録音したCD教材を作成しています。このCD教材のケースに、点字ラベラーBL-1000で作成した点字ラベルシールを貼っています。
加えて、封筒にも「株式会社ラビット」「書類在中」といった内容の点字ラベルシールを付けてお出ししています。
実際に点字が読める方は、視覚障害者全体の1割といわれていますが、点字の読めない人にも「ラビットさんかな?」「大事なものかな?」と判断してもらえるので、「点字を貼らないでほしい」というお声がない限り、基本的には全部につけて出しています。
印字スピードが遅く追いつかなかった
点字ラベラーBL-1000を導入する前は、キングジム製の点字テプラ(「テプラ」PRO SR6700D)を利用していました。私どもは、非常に多い枚数を作りますので、キングジム製テプラでは印字スピードの面で時間がかかってしまうため、印字スピードの速いケージーエスのBL-1000を利用するようになりました。
弊社では毎日の郵便物に加え、先ほど申し上げたパソコンや機器の教材を毎月リリースしています。録音雑誌や音声カタログCDなども合わせると、毎月300枚以上の点字ラベルシールを印字しています。非常に多く利用していますので、たまに気がつくと予備のテープが無く、在庫がない!ということもあります。
弊社のCD教材は、基本的に個人向けの商品ですが、リリースから半年が経ちますと、図書館などの団体様にも貸出用として団体価格でご提供しております。団体様の場合、ご提供するCDを原本とし、1枚を複製し貸し出しを行っていただいております。
教材は、機器やソフトの音声ガイドを出しながら、実演形式で収録していますので、マニュアルよりも分かりやすいと大変ご好評をいただいております。
もっと広く知っていただいて使ってもらえるいい製品
点字ラベラーBL-1000のいい所は、専用のパソコンソフトで作るので、点字のルールがあまり分からない人でも、点字ラベルシールが作れるという点だと思います。
点字ラベルシールが貼ってあると「視覚障害者に配慮されているな」と思ってもらえるので、私たちのような会社に限らず、もっと広く知っていただいて使ってもらえるいい製品だと思います。